2012年艦艇一般公開 in 横須賀 2012年10月7日〜13日までの一週間は、観艦式の関連イベントとして横須賀・横浜・木更津の各基地にて艦艇一般公開が催されていました。 8日の観艦式事前公開にも飽き足らず、9日も時間を作ってJR横須賀駅にに隣接する横須賀総監部へお邪魔してきました。 珍客? 外国艦船 観艦式のゲストであるインドネシア海軍の揚陸艦PERSISTENCE(満水排水量:8500t)と オーストラリア海軍のフリゲート艦SYDNEY(満水排水量:4200t)が停泊していました。 インドネシア海軍のPERSISTENCEは船体色が濃いグレーで、高い乾舷やゴツイ装備と相まって威圧感を感じます。 オーストラリア海軍のフリゲート艦SYDNEYは満艦飾が鮮やかでした。 明るい色と幅の狭い船体がPERSISTENCEとは対照的でした。南の海の色に近いのかな。 さぁ、自衛艦たちの停泊する桟橋へと向かいましょう! 桟橋で艦艇見学 一般公開で艦内見学できるのはDD-103「ゆうだち」だけなのですが、停泊中の他の艦艇も外から見ることが出来ます。 昨年3月に就役した新鋭ヘリコプター搭載護衛艦DDH-182「いせ」。DDH-181「ひゅうが」と同型艦ですが大きいですね。 3年前の一般公開時に見学させてもらったDD-105「いなづま」です。観艦式では観閲付属部隊で活躍する予定です。 今日見学できる護衛艦DD-103「ゆうだち」です。 昨日の観艦式(第1回事前公開)では観閲部隊の先導艦として活躍しておりました。 2008年2月に漁船と不幸な衝突事故を起こしたことで記憶に新しいDDG-177「あたご」です。 昨日の観艦式(第1回事前公開)では観閲部隊のしんがりとして活躍しておりました。 手前の桟橋にはこれら4隻が停泊していました。いずれも満艦飾で鮮やかです。 対するさらに奥の桟橋には同じく4隻が停泊していました。こちらも満艦飾。 今年3月に就役した最新鋭護衛艦DD-115「あきづき」です。 観艦式(第1回事前公開)では受閲部隊の旗艦として活躍しておりました。 古武士DDH-144「くらま」。2009年10月に関門海峡で韓国籍のコンテナ船と衝突事故を起こしたことが記憶に新しい艦です。 艦首に残る修理跡がまだ痛々しく感じますが、 「くらま」は観艦式本番でも観閲艦として総理を迎える役割を果たす予定です。 昨日の観艦式(第1回事前公開)でも観閲艦として活躍しておりました。 DD-156「せとぎり」(左)とDDH-143「しらね」(右)。「しらね」は上の「くらま」と同型艦です。 「せとぎり」は昨日の観艦式(第1回事前公開)で受閲部隊第3群で活躍しておりました。 「しらね」は昨日の観艦式(第1回事前公開)で受閲部隊第1群で活躍しておりました。 2007年12月にCICが全焼した時には退役も検討されましたが、なんとか復活しました。 共に不幸な事故はあったものの、子供の頃の一般公開で乗艦した「はるな」に似ている「しらね」と「くらま」は大好きな艦です。 思い出の「はるな」のCICが移植されていると思うと、まだまだ「しらね」に頑張って欲しいと思います。 DD-103「ゆうだち」艦内見学 DD-103「ゆうだち」は、基準排水量4550t、全長151m、1999年就役の汎用護衛艦。母港は佐世保とのこと。 ヘリ格納庫が即席コンサートホールに。佐世保音楽隊の素晴らしい演奏を聞くことが出来ました。 『島原の子守唄』や『士官候補生』、『枯葉』のジャズアレンジなどの演奏が印象的でした。 「ゆうだち」の艦内見学です。格納庫から潜って進むとすぐに食堂です。多くの賞状が飾られており、艦の歴史を感じます。 食堂から艦首側へ移動。様々なスイッチやモニターが整然と並ぶ機械室。 士官室の応接セット。スペースの限られた船内で、ここだけは贅沢にスペースを使っていますね。 緊急時には簡易オペ台ともなる長いテーブルです。ここが船体の中央辺り。 士官室から艦首方向へ進み、一気に艦橋へと上がりました。 艦橋から艦首を眺めると76mm62口径単装速射砲のフードが開いていたので、急いで艦橋を降ります。 76mm62口径単装速射砲の内部。どうなってるのかさっぱりですが、なんか凄い! 76mm62口径単装速射砲 16セルのVLS発射装置 イージス艦「あたご」(右)に比べると「ゆうだち」(中央)や「いなづま」(左)の艦橋構造物は驚くほどコンパクトです。 SPY-1レーダーなどのイージスシステムにスペースを取るからなのでしょうが、 個人的にはツルンとしていてデカイ「あたご」の艦橋よりもゴテゴテとしてコンパクトな「ゆうだち」の艦橋に好感が持てます。 ステルス性を鑑みたら、そんなことは世迷言ですよね。わかってはいるのですが。。。 こうして泊地を後にしました。2日間に亘って自衛艦を堪能した私達でした。 13日にも艦艇見学してきました。 Copyright(C) 2012-2024 のなか通信 All Rights Reserved
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