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自衛隊観艦式 2012

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まだ暑い頃に応募していたので、応募していたのを忘れかけていたのですが・・・  
当たった!
3年ごとに行われる自衛隊観艦式の乗艦券です。


事前公開日分で観艦式当日の券ではありませんが、めちゃくちゃ嬉しいです。
オークションでは高値で落札されるとの噂はありますが、当然そんな気は皆無。
1週間くらい前から天気予報を見ては「台風発生するな!」と祈り、数日前からは妙にソワソワしていました。

今回は鉄道とはまったく関係がありませんが、
艦船好き筆者の観艦式(事前公開)2012のレポートです。



2012年10月8日/第1回観艦式事前公開日

8日は受付が6:05〜7:05までとの事だったので、まだ薄暗い6:00前に家を出てバスで横須賀中央へ。
そこから徒歩で15分弱、私達が乗艦する護衛艦「はるさめ」が待つ横須賀新港へと向かいました。


岸壁側からDD-110たかなみ、DD-111おおなみ、DD-102はるさめが並んで停泊していました。


7:35の乗艦完了時刻を回り、ほぼ8:00我らが乗艦「はるさめ」はタグボートに誘われての出航です。


浦賀水道を南下中。9:30頃には野島崎と城ヶ島を結ぶラインを越え、相模湾へ進出!


気温24度。天気晴朗なれど、波はやや高し!



相模湾へ

いよいよ観艦式の式場である相模湾。富士山がだいぶ大きく見えます。受閲部隊は徐々に単縦陣へ。


護衛艦 DD-115 あきづき 護衛艦 DDG-171 はたかぜ 護衛艦 DDH-143 しらね
基準排水量:5050t 基準排水量:4600t 基準排水量:5200t

護衛艦 DD-110 たかなみ 護衛艦 DD-111 おおなみ 護衛艦 DD-102 はるさめ
基準排水量:4650t 基準排水量:4650t 基準排水量:4550t


振り返れば、新鋭護衛艦DDH-182いせを先頭に僚艦が続きます。


護衛艦 DDH-182 いせ 護衛艦 DD-156 せとぎり 護衛艦 DD-128 はるゆき 護衛艦 DD-132 あさゆき
基準排水量:13950t 基準排水量:3550t 基準排水量:2950t 基準排水量:3050t


DDH-181ひゅうがの同型艦であるDDH-182いせは大きいですね。凌波性能も良さそうですね。


はるさめのブリッジに登ることができました。警戒音のブザーが鳴ると一瞬緊張感が走ります。


左舷側には掃海部隊が既に隊列をなしていました。掃海母艦MST-464ぶんごを”親分”に掃海艇たちが集います。


掃海母艦 MST-463 ぶんご 掃海艇 MSC-601 ひらしま 掃海艇 MSC-603 たかしま
基準排水量:5700t 基準排水量:570t 基準排水量:570t

掃海艇 MSC-604 えのしま 掃海艇 MSC-688 あいしま 掃海艇 MSC-690 みやじま
基準排水量:570t 基準排水量:510t 基準排水量:510t


右舷側では潜水艦部隊とすれ違います。SS-504けんりゅう、SS-594いそしお、SS-587わかしおです。


潜水艦 SS-504 けんりゅう 潜水艦 SS-594 いそしお 潜水艦 SS-587 わかしお
基準排水量:2950t 基準排水量:2750t 基準排水量:2450t


右へ大きく回頭!








風強く、波高く。船体を大きく揺らしながらも、受閲部隊は相模湾を悠然と進みます。



登舷礼

自衛隊最高指揮官である内閣総理大臣に対して、受閲部隊が舷側に乗組員を配して礼をとるのが登舷礼。


「上れ」の号令一下、正装した乗組員たちが上甲板に整列します。


多少の波しぶきや揺れにはまったく動じず、整然と観閲を受ける自衛官の皆さん。


観閲部隊が通過するのをじっと待ちます。写真のDDH-181ひゅうがも観閲艦艇の一隻。


観閲部隊 先導艦 観閲艦 (本番では総理が乗る艦)
護衛艦 DD-103 ゆうだち 護衛艦 DDH-144 くらま
基準排水量:4550t 基準排水量:5200t

護衛艦 DDH-181 ひゅうが 護衛艦 DDG-176 ちょうかい 護衛艦 DDG-177 あたご 護衛艦 DD-105 いなづま
基準排水量:13950t 基準排水量:7250t 基準排水量:7250t 基準排水量:4550t

試験艦 ASE-6102 あすか 潜水艦救難艦 ASR-403 ちはや 護衛艦 DD-129 やまゆき 訓練支援艦 ATS-4203 てんりゅう
基準排水量:4250t 基準排水量:5450t 基準排水量:3050t 基準排水量:2450t




観閲が終了し、隊員の皆さんの顔にも束の間の安堵感が広がります。私はすれ違った観閲部隊を後方からパチリ。



訓練展示

写真には撮れませんでしたが、DDG-171はたかぜとDDH-143しらねの祝砲から訓練展示の開始です。
日頃の訓練の成果を発揮するべく、いせなどからSH-60が飛び立ちます。


SH-60に加えて、UH-60も飛翔していました。


航空自衛隊からはF-15Jが金属音を轟かせながら飛来し、あっという間に飛び去りました。


我が「はるさめ」は第2群の僚艦「たかなみ」「おおなみ」と共に一斉転舵をする戦術運動を繰り広げました。








洋上給油の訓練です。補給艦AOE-425ましゅうが護衛艦DD-128はるゆきへと燃料を給油していました。


輸送艦LST-4003くにさきから発進したLCAC(エアクッション艇)が35kt/h(約65km/h)で高速航行しました。


対潜哨戒機P-3Cが低空から対潜爆弾やIRフレアーを投下しました。 対潜爆弾投下で立ち上がる水柱。




飛行艇US-2が飛来し海面への着水を試みていました。ずーっと見ていましたが、私は着水を確認できませんでした。


こうして日頃の訓練の成果を各部隊が発揮しつつ、訓練展示が終了していきました。
他にも潜水艦の浮上やミサイル艇の高速航行、IRデコイの発射があったようですが・・・
なにせあっちこっちで矢継ぎ早に行われたので、見損なった部分も多々ありました。

潜水艦の浮上、見たかったなぁ。。。



各艦母港へ

14:00を回り、観艦式の予行訓練は終了です。各艦各々の母港へと向かいます。


私達を含めた皆さんも、出航から6〜7時間を艦に揺られて結構お疲れです。


城ヶ島を回り、再び東京湾へ戻ってまいりました。


帰航先も出航と同じ横須賀新港なので、猿島が見えてくればもう目と鼻の先です。


下船したのは17:00を回る頃。朝の7:00に乗艦してから約10時間、貴重な体験をさせていただきました。


帰りは足を延ばしてJR横須賀駅経由で。ヴェルニー公園より電灯艦飾された護衛艦を見ながら帰途に着きました。


乗艦した「はるさめ」の乗組員の皆さん並びに自衛隊の皆さん、どうもありがとうございました!
10月14日の観艦式本番をが無事遂行できるようにお祈り申し上げます。

次の日も艦艇見学してきました。


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