車両工作
古典レールバスのヘッドライト点灯
TOMIX レールバス ハイモ180形

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レイアウトの中で回転半径140mmのミニカーブレールC140で構築されているチビロコ線。
非電化のチビロコ線で主力車両となっているのが、このTOMIXさんのレールバス・ハイモ180形です。


ハイモ180形気動車は、1984年の樽見鉄道を皮切りに各地の第3セクター鉄道で導入されました。
北条鉄道や三木鉄道、有田鉄道などでも同系統の車両が活躍していました。

模型はと言うと今からおよそ25年以上も前の製品なのですが、
音こそ(本物のディーゼル車並に)うるさいのですが本当によく走ってくれます。
何より極小のカーブ半径に対応してくれますので、チビロコやBトレに混ざって本当に重宝しています。
当鉄道では三木鉄道の2両編成と北条鉄道1両の2編成を所有していますが、
今回このレールバスのヘッドライトを点灯させる簡単な工作を行いました。

ヘッドライトに最初からプリズムも入っておりますので、TOMIXさんのオプションパーツである
「プリント基板 0711」などを利用することでヘッドライト点灯が行える様な構造になっています。

ですが、そこはそれ、当サイトお馴染みの貧乏工作。
お金をかけずに手間をかけてみました。今回はそんな工作です。



LEDの工作

まずは長年の垢を落とす為に分解。歯車廻りを中心に綿ボコリなどが絡んでいましたので、念入りにお掃除しました。
分解時には右側に写っている集電用のスプリングの紛失にはくれぐれもご注意を!
使うのはお馴染みの部品たちです。

白色チップLED(サイドビューLED)

幅2.8mmと米粒より小さな白色発光ダイオード。
奥行1.2mm、厚さも0.8mmとともに極小です。
3.6〜4.0V、30mA上限で機能するようです。


秋月電子通商さんにて、1個当たり10円で入手
カーボン抵抗(1/6W 560Ω)

Nゲージ電源電圧(12V〜15V程度)をLEDにとって最適な電圧に降下させるのが抵抗の目的です。

写真は1/4Wですが、今回は同じ抵抗値で小ぶりの1/6W 560オームを
秋月電子通商さんにて、1個当たり1円で入手しました。
チップLEDに抵抗と配線を半田付けしただけの簡単なパーツ。配線自体も抵抗の不要部分をカットして流用していますので、本当に安い部品です。

升目が1cmなので、寸法はおよそ10mmx8mmと言ったところでしょうか。

この部品が今回の工作のすべて。
本来プリント基盤が刺さる場所へ挟み込みます。
通電すると、写真のように光ります。

進行方向が光るように確認(←これが大事)した後は、漏れ出る光を如何に抑えるかがポイントとなります。

私は下の写真の様に紙のマスキングテープに黒マジックを塗り重ねる様にしています。

ボディーを被せれば、この通りヘッドライトが光るようになりました。

実はこの後、例の白色室内灯も作って設置してみたのですが、あまり効果的ではなかったため外しました。
車内も作り込めば効果的なのだと思いますが、現状では少々殺風景なようです。

LEDの扱いに自信がなければ、12Vのムギ球でも可能な工作です。
その場合はどっちに進んでも点灯してしまうので、スイッチングダイオードを挟むと良いでしょう。
別段記事にするほどの事はない、誰にでも出来る工作でしたね。お粗末。。。



試運転

工作そのものは大したことなかったのですが、折角なのでレイアウトを走ってもらいました。



ローカルな雰囲気にぴったりなハイモ180形。お手元に1両いかがでしょうか。
益々お気に入りの車両になりそうです。



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