番外編 〜宇宙世紀0083年 デラーズ戦役〜



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本編 CGで綴る1年戦争 へ


「ここから出すわけには…」
宇宙世紀0083年10月13日夜
オーストラリア・トリントン基地がデラーズ中将を頂くジオン残党(デラーズ・フリート)の奇襲を受けた。ジャブローからペガサス級4番艦アルビオンによって運ばれてきた2機のガンダム(Gp01・Gp02A。Gp02Aは戦術核弾頭を装備)のうちの1機(Gp02A)が強奪された。この作戦を指揮しGp02Aを奪ったのは、かつて「ソロモンの悪夢」と呼ばれたアナベル・ガトー少佐であった。連邦軍のテストパイロット、コウ・ウラキ少尉は偶然現場に遭遇。Gp01に搭乗し、逃走を阻止しようとするが・・・。

ガンダム2号機を追え!
宇宙世紀0083年10月14日未明
前夜のトリントン基地の惨劇を後に、Gp01に搭乗したウラキ少尉は朝靄の大地を僚機と共に、逃走したGp02Aを追跡する。コムサイによる宇宙への脱出は阻止したものの、霧は深く、バニング小隊はまさに五里霧中であった。数度の戦闘で先任のアレン中尉を失い、士気も沈滞していた。今、彼らを突き動かしているのは、「Gp02Aを取り戻さねば」という想いひとつである。オーストラリアの夜が明けていく。

「星の屑作戦に栄光あれ!!」
宇宙世紀0083年10月23日
潜水部隊の援助により、Gp02Aはガトー少佐と共にアフリカ・キンバライド基地にあった。1年戦争敗戦後、アフリカ方面の公国軍残党を束ねていたビッター中将は、最後のHLV(打上げシャトル)を使ってガトー少佐を宇宙に戻すことに最後の使命を燃やす。ガトーを追跡中のアルビオンも打上げを察知、阻止に回るが、ビッターの死闘の前にアルビオンのメガ粒子砲は空を切った。ガトーはついに宇宙に帰還し、死力を尽くしたビッターのザクは地に堕ちた。すべては『星の屑作戦』のために・・・。

「必ず…アルビオンへ…」
シーマ・ガラハウ中佐率いる部隊によって、瞬く間にサラミス2隻が轟沈。堪らず飛び出したウラキ少尉のGp01は重力下仕様のままだった。回避運動もままならぬまま、Gp01は大破。バニング大尉の援護で最悪のケースは脱したものの、すでに着艦は不可能と思われた。しかし、朦朧とする意識の中でウラキ少尉はGp01を操縦、見事にアルビオンへの着艦を成功させた。

「ソロモンよ…私は帰ってきた!」
宇宙世紀0083年11月10日
地球連邦軍主力艦隊はデラーズ・フリートに対する示威行為として、1年戦争以来おこなわれていなかった観艦式をコンペイ島(旧ソロモン)でおこなっていた。そして、この観艦式こそがデラーズ・フリートの狙いであった。厳重な艦隊警護を陽動で揺さぶり、ガトー少佐の戦術核装備のGp02Aはコンペイ島を見渡せるところまで駆け抜けた。
「ソロモンよ・・・私はかえってきた・・・!」
ガトー少佐の叫びと同時に核は発射され、コンペイ島、そして連邦軍艦隊は、光の渦に包まれていった。

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