訪問先紹介
京急ファミリー鉄道フェスタ2011

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毎年5月末に行われている「京急ファミリー鉄道フェスタ」ですが、開催当日の29日はあいにく台風が超・接近中。。。


予め”雨天決行・荒天中止”と告知されていましたので開催も危ぶまれましたが、雨天決行で開催されました。
ということで昨年に引き続き、京浜急行の車両整備基地である京急ファインテック久里浜工場へと出かけてきました。

私はこの京急ファインテック久里浜工場の前をたまに通るので、こんな悲しい光景を目にしてしまうこともあるのですが・・・

京急ファミリーフェスタ2011会場入口

今日はお祭りの会場です。

派手に雨が降っているのに結構な人手。
雨合羽を着込んだお子さんも沢山来ていました。
老若男女、京浜急行さんが大好きですね。

会場内は下の地図の様な企画が催されていました。


私はと言いますと、今日は昨年惜しまれながら引退した旧1000形のあの懐かしい顔に会いに来ました。



会場内へ


降りしきる雨の中、まずは貴重な保存車両を拝見。1924年(大正13)の製造のデ51号(後の140形)が保存されています。

製造当時としてはまだ珍しい半鋼製車で、昭和40年まで現役で活躍。引退後、製造当時の姿へと復元されたそうです。
外観では屋上のトロリーポール、カウキャッチャーや木製ドアがレトロ感を醸しだします。路面電車の様にも見えますね。

デ51号の奥には、1929年(昭和4)製造の湘南電鉄デ1形(デハ230形)が保存されています。

昭和53年まで現役で活躍したそうです。同じ形式の車輌(268号車)が東京のホビーセンターKATOさんにあります。
同じ形式と言っても、ヘッドライトや窓枠、扉やその配置などなどかなりの違いがあります。見比べると楽しいですね。
残念ながら今年は両車輌とも車内の見学は行われていませんでした。

奥の車両撮影コーナーには雨にも負けずに多くのファンが詰め掛けておりました。


京急の誇る2100形電車、しかも青い京急・ブルースカイトレインです。周りが赤いのばかりなので本当に目を惹きます。

小学生の頃「緑色のワーゲンに会うと・・・」なんて占いが流行りましたが、私の「見るとラッキー!」的な存在となっております。

1500形電車は一時飽きるほど見ていたので少々食傷気味でしたが、改めてみるとなかなか精悍な男前ですね。


旧1000形電車は今でも私にとっては”That's 京急!” 引退後も大切に保存してくれているのがとても嬉しいです。

これまた好きな800形電車”だるまちゃん”。片開きのドアもこの車輌だけとなってしまいました。

貴重なトップナンバーです。まだまだ頑張れ!



お馴染みの2400(2000)形電車です。

2枚ドア・クロスシート時代の恨みがある為か、残念ながら今でもあまり好きになれない形式です。


こちらもよく見る600形電車ですが、フロントに600の形式番号が記されているトップナンバー。

今日の撮影会には不参加の600形でしたが、留置線にいましたので、望遠で撮ってみました。


車内放送体験ブースに停まっていたアルミボディーでない旧来の新1000形(変な言い方ですが・・・)です。

塗装や重量、経済性など、色々な問題もあるのでしょうが、個人的にはアルミボディーでない方が好きです。


旧1000形電車を駆逐した我が家で嫌われ者のステンレス製の新1000形です。

頭はくっきりしているのに横は銀色。それが魚に見える為、我が家では”めざしちゃん”と呼んでおります。
※好きな方、ゴメンナサイ
他にも旧来の新1000形よりも顔だけはクッキリしているので、”猿面冠者”とも呼んでおります(笑)。
※好きな方には、本当にゴメンナサイ(笑)

次は特殊車輌とバスの展示コーナーです。


道すがら整備工場内で見かけた特殊車輌です。

タイヤと車輪が直交している仕組みになっています。
工場ならではの車輌で面白いですね。


特殊車輌の展示コーナーにやって来ました。

パンタグラフ付の軌陸車。
架線検測車だそうです。
昨年も見たマルチプルタイタンパー車。

長い車輌の中程に路盤修繕の機械類がギュッと詰まった感じの保線車輌です。

ずらっと勢ぞろい。「俺達、京浜急行の縁の下の力持ちでぇ!」と胸を張っている風です。

パッと見ダンプカーの様な車輌ですが、バラスト運搬車だと思います。後ろにホッパ車を連ねておりました。


バス展示コーナーです。
新型のハイブリット・ノンステップバス。

日頃利用していてあまり感じませんが、エアサスを使って車体を歩道側にかなり傾けているのがわかりますね。

ここは工場ですので、日頃の業務で使用される枕木や車輪などが当たり前に置いてあります。


勤めている方には当たり前の風景が、我々には非日常で興味深いところなのですよね。

最後に訪れた物販コーナーでは京浜急行だけではなく地方の電鉄会社さんや地元企業のブースが商魂を燃やしておりました。
足元こそぬかるんでいましたが、昨年よりも参加ブースが充実しました。特に東北地方からの参加が増えました。
京急だけではなく、オールジャパンでこのイベントを作っている感じが良いですね。

最後に今年も緩キャラを一枚。

パスモのロボットだそうです。
このパスモ君もロボットらしからぬ動きで、雨の中職員さんと頑張っていましたよ。

昨年に比べると、工場内の見学がなくなるなど規模が縮小された感が否めませんが、開催されたことは素直に嬉しいです。
日頃利用している電車を間近で見ることはなかなかできませんので、本当に有難いことです。



JR久里浜駅

雨も小降りになってきましたので、平作川沿いをJR久里浜駅まで徒歩で移動。20分弱の行程です。
すぐ近くの京急久里浜駅の繁盛っぷりとは対照的に、いつ見ても終着駅の哀愁(?)を思いっきり醸しだした駅前です。



京浜東北線を引退した209系改造訓練車(モハ209-39・208-39)が停まっていたのをホームからパチリ!



だだっ広くて、駅舎も跨線橋も古い。
ですが、終着駅が好きな私にはとても好ましい駅です。

終着駅というとなんだか物悲しいイメージですが、上り列車の始発駅というとなんだか元気になれる気がします。

帰ってきた時にはすっかり濡れ鼠でしたが、お蔭様で楽しい時間を過ごせました。



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