miniジオラマ工作
横須賀 / 衣笠十字路

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私の地元、神奈川県横須賀市。
渋滞で著名な衣笠十字路と言う交差点があります。


実際の交差点は↑こんな感じなのですが、
この情景に親近感を覚えている私としては、ジオラマにしてみたい衝動に駆られました。
でも、大きなジオラマを組んでは、「どこに置くの???」と嫁に怒られるので、
とりあえず卓上サイズの小さなものを創ってみようと思います。



用意するものは、100円ショップで売っているが100円で買えないジオラマケースや
厚紙、プラ板、発泡スチロール板、爪楊枝、竹串、針金、接着剤などなど。
あくまで鉄道を含むジオラマ作成なので、フレキシブルレールも使います。

あと、どのような構図でジオラマを作成するかが大問題です。
実地調査をはじめ、これが結構大変なのですが、わくわくするものもあります。



ジオラマベースに合わせて切った厚紙の上にプラ板の歩道を設置し、
発泡スチロール塊を削りだした石垣を組み入れ、
プラ板で工作した橋桁や、針金や爪楊枝など造った手摺や電柱を建てていきます。
※厚紙自体を道路として表現する訳です
発泡スチロール断面の気泡が、石垣っぽくも見えて良い感じです。
電柱の建つところには、歩道(プラ板)に予めピンバイスで穴を軽く開けておきます。





さらに発泡スチロール板やプラ板から紙工作の要領で建物を組んでいきます。
下のようにベースに仮設置して全体の兼ね合いを整えるのですが、
しっかり造ったはずでもズレが生じ、全体を破綻なく合わせるのに苦労します。
ガラス窓に透明なプラ板を使ったりもしていますが、この段階ではよくわかりませんね。





ここまでくるとあとは塗装となります。一度、建物を外して、ベースを塗装。



建物も各々着色していきます。ちなみに私はアクリル絵の具で着色しています。


着手した建物を設置し、さらに細かい部分を造り上げると、

↓こんな風になりました。
さらっと書いていますが、毎日ちょっとずつ造っていたので、完成まで2〜3週間かかってしまいました。



正面上より 背面上より

また、手持ちのNゲージサイズ(1/150)の京急バスやNゲージ列車を配置すると、


幅23cm、奥行き12cmに過ぎない小さな世界ですが、物語が生まれそうな予感です。
それより何より、これなら嫁にも怒られずに済みます(笑)。




後日談1

その後、念願の横須賀線E217系を手に入れましたので、車輌を置いて改めて写真を撮ってみました。








限られたスペースでのジオラマですので、かなりのものを省略&ディフォルメしています。
そんな中で衣笠十字路をご存知の方が、「あぁ、このアングル似てるかも・・・」なんて思ってもらえれば幸いです。



後日談2 (2010/01/31)

その後、街灯や部屋内にLEDによる照明を入れ、レールにも通電できるように改造してみました。


LEDを仕込むついでにビルの部屋の窓辺にカーテンっぽく布も取り付けてみました。


夜景です。信号機とか自動車の灯火が光ってくれるともっと実感的になるかもしれません。


これを作り始めてから1年以上経ちますが、作り始めた頃から比べると建て壊しなどが進み、町並みも徐々に徐々に変わってきています。
その内、2000年代初頭の衣笠十字路と銘を打たなければいけなくなるかもしれませんね。

気が向いたら、また手をかけたいと思います。




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