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旧製品なキハ82系に愛情を注ぐ KATO キハ82(607〜610,6011)
旧製品のキハ82系の単品6両を手に入れました。 子供の頃から横浜に住んでいた私にとっては、この気動車を間近で見るチャンスはなかったのですが、 やはり特急色とこの洗練された正面顔には魅力を感じずにはいられませんでした。 この模型が走っているのを見ていると、自分が旅している気分になれる。そんな大好きな車輌のひとつです。 この旧製品(↓)、今より30年以上前の製品ですので、 ヘッドライトやテールライトはオプションでしたし、塗装表現も非常にあっさりとした感じでした。 確かに現行製品(10-550)やひとつ前(10-229)の素晴らしさには遠く及ばないのですが、 素材としては、初期の製品もなかなかどうして良いフォルムをしております。 ![]() ![]() 幸い、手に入れたキハ82にはライトユニットが装着されていたので、 「もうちょっと手をかけてあげて、何とか現行品と並べられるくらいに」 と思い立ち、チャレンジしたのが今回の記録です。 構想&調査 工作を始める前にいくつかの課題を設けました。 ・手持ちの室内灯の組込 ・現行品に倣ったディティールアップ 室内灯(電球タイプですが…)についてはすぐにでも組込めるのですが、 現行品に倣ったディティールアップについてはもう少し掘り下げてみました。 1.屋根端の雨どいの塗装が省略されている 2.屋上機器が省略されている 3.窓枠の塗装が省略されている 4.室内の塗装が省略されている 5.床下機器の塗装が省略されている 6.キハ82正面の特急マークや幌枠などの塗装が省略されている 7.同じく正面トレインマークの非点灯 8.連結面のアーノルドカプラーの印象が悪い などなどが挙げられるのですが、7.を除いては基本的に省略されている部分であり、 加えてあげれば即ディティールアップになる部分であると判断しました。 ※本当はトレインマークの点灯も考えてのですが、今回は見送りました 工作 早速車輌を分解して手掛けたのは、シート周りの塗装でした。 普通車であるキハ82とキハ80(M車も)については、Mr.カラーのキャラクターブルー(110)で塗装。 グリーン車であるキロ80については、同じくあずき色(=赤2号)で塗装しました。 最初に手がけた食堂車(キシ80)については、写真に撮れなかったのですが、 M車をT車化して、手持ちのジャンクパーツやプラ板でそれらしく作ってみました。 ![]() シート背もたれ上部に白色を差し、運転台やエントランススペースなどは灰緑色で塗装しました。 また、ヘッドライトの導光パーツの内側2つについては、本来非常灯なので通常は光りません。 ですので、細かいところではありますが表面にあずき色を塗って導光を塞いでおきました。 ![]() 信号炎管や列車無線などの屋上機器を装着し、運転台窓枠や貫通路窓枠、 特急マークやトレインマーク枠、ヘッドライト穴の内側などに銀を差し、 トレインマーク部に白を差しました。 ![]() 黒丸で囲った部分に色差しを行っております。 客席窓枠やトイレ窓の厚みの部分にあずき色、サボ部に白、さらに乗降ドア窓枠に銀を差しました。 写真はキハ82ですが、キハ80やキロ80なども同様に色を差していきました。 また、ドアの隅等に所々にある色が乗らなかったところにも、あずき色を差してあります。 ![]() 屋根板端の雨どい部分に赤を差したのですが、私が使ったのはマッキー(細)の赤。 ペン先を雨どいに垂直に押し当てるように引くと、意外ときれいに色が着けられます。 ![]() 色差しを行った後のシートとボディーを組み合わせました。トイレ窓にも白を差してあります。 ![]() 色差しを行った後のキハ82の正面です。中間車輌の貫通路の窓枠にも銀を差しました。 特急マークにはタミヤカラーのクリアイエローを部分的に乗せて、金色の表現をしました。 ![]() 成形色のままの黒い床板には、現行製品に倣ってグレーを吹きました。 ![]() 台車のカプラーは、アーノルドカプラーからKATOカプラー密連形A(11-703)に換えました。 室内灯も組込み、屋根パーツと床下、台車をそれぞれ合体させました。 とりあえず、完成
手前味噌ですが、塗装だけで結構実感的になります。 それだけ元の模型が当時にしては高い水準にあったということなのでしょう。 さすが老舗KATOさんです。 現行品と並べて遜色がないかというと疑問は残りますが、愛情は注いであげられたと自負します。 折を見て、更にスノープロウなども取付けたいと思っております。 キハ82〜キロ80〜キシ80〜キハ80(M)〜キハ80〜キハ82の6両編成を しばらくはエンドレスで楽しもうと思っています。 工作前&工作後
調子に乗って、キハ大集合! 兄貴分のブルドック(キハ81)とホームを挟んでのツーショットです。 左からキハ81系→キハ82系→キハ181系→キハ183系。旧国鉄ディーゼル特急の系譜です。 キハ10系やキハ20系、フラノエクスプレスまでも呼んできました(笑)。 たまにはこんなお遊びもありですね。 後日談1 その後、現行品(10-550)の一つ前の製品10-229を一時的に借りてきましたので、比較してみました。 言わずもがなではありますが、左が現行品、右が今回手をかけた旧製品です。 特急の赤い羽根がテールランプにかかっていたり、スカート周りのモールド、 ガラスのフィット感などなど、やはり隔世の感があります。 とはいえ、一緒に並べられないかというと、旧製品もそれほど捨てたものではないと思います。 ライトを点けてみました。 黄色っぽいLEDは嫌いですが、やはり白く光る特急名は最大の格差かもしれません。 上が現行品、下が旧製品です。 モールドの細かさ、特にファンの細密さには現行品に軍配。 あと、現行品の方がわずかに寸法が長いようです。 同じく上が現行品、下が旧製品です。 床下のモールドの細かさには目を見張るものがあります。 しかし全体の印象では、手をかけてあげた旧製品も負けておりません。 ややピンボケですが、妻面です。左が旧製品、右が現行品です。 貫通路は抜けていますし、幌もいい感じです。 幌は旧製品にも機会があれば加えてあげたいと思いました。 連結部です。上が現行品、下が旧製品です。 車輌単体ではなく、列車として感じた大きなの差異は、連結面の短さです。 旧製品も密連型を装着していますが、明らかに現行品の方が印象が良いです。 これが台車マウントと車体マウントの差なのですね。 この記事のミッションであった 「もうちょっと手をかけてあげて、何とか現行品と並べられるくらいに」 という課題は、極めて主観的ではありますが達成されたように思っています。 私の工作は貧乏工作ですので、大したことは出来ないのですが、 これからも素敵で 後日談2 その後、白色LEDを使ってヘッドマークの点灯と室内灯の白色化にチャレンジしてみました。 ![]() ![]() 大好きなキハ82系に愛情を注ぎまくりです。 Copyright(C) 1998-2024 のなか通信 All Rights Reserved |
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