車両工作
Zゲージを初工作!
F-TOYS/新幹線0系

鉄道模型工房のTOPへ



F-TOYSさんから出でいる食玩「Zゲージ鉄道全集vol.1 新幹線0系 栄光のラストラン」が気になっていましたが・・・

2BOX計20個を大人買いしてしまいました(笑)。

子供の頃は別にどうとも思っていなかった新幹線0系ですが、
既に現役を引退して見なくなって久しいせいか、どうもそのフォルムが愛くるしくてたまりません。
ノスタルジーというのか、「これが年をとるということなのかなぁ・・・」などと思っています。

とは言え、Nゲージで揃えようとしますと、結構値が張る上、
その編成長がネックとなって気軽に走らせることもままなりません。

そこに今回のZゲージ(1/220)との出会いがありました。
Nゲージと比べるといかにも小さく、「老眼になる前の今がチャンス」とばかりに手を出してしまいました。

また、この商品を食玩と侮ることなかれ。結構良い出来だと私は思います。

上の写真が素の状態ですが、今回はこの食玩を私なりに走って光る模型に仕立てたいと思っています。

この食玩は本家が販売する走行用オプションを購入すれば、手軽に走らせることも可能です。
しかしこのオプション、2万円弱。そして、私は貧乏。。。
「金のない奴は知恵を出せ」ということで頑張ってみました。

今回はそんな貧乏人の記録ですので、お金のある方は走行用オプションを利用することをおススメします。




T車作成編

まずは走行させるための工作を行っていきます。今回は種車として、手に入れやすかったZJゲージの485系6両を利用しました。

本体から床板を外します。台車部分のモールドですが、走行させるにはこの部分が邪魔になります。
その為、この台車モールドと連結部のモールドをカッターで根気よく削り落としていきます。
かさ上げと穴の塞ぎを兼ねてプラ板で目張りします。

ZJゲージの台車と連結器を据付けました。これだけで走るT車の完成です。

補重のために板おもりを接着しました。




M車作成編


次に動力車の工作です。やはり種車として、ZJゲージの485系の動力を利用しています。
ここで一番問題となることは、新幹線は大きいと言うことです。
実際の485系の車体長はおよそ21mなのに対し、新幹線はおよそ25mもあるのです。
1/220スケールでも約1.8cmも長いのです。

何とかして車体長を伸ばしてあげなくてはなりません。
そこで、Bトレ江ノ電で連接車を作った方法を利用して、片側の動力台車をそのまま活かし片側を伸ばすことにしました。
ジャンク箱の中から探し出したKATOさんの旧製品
キハ80(M)のジョイントを利用することにしました。

右が元々のジョイントで薄緑がキハ80の物。
若干硬いですがすんなり接続できました。
作成したT車と比べても、ホイールベースは問題はなさそうです。
もちろんこのままでは車体が短いので、今度は車体を伸ばしていきます。

かなり強引ですが、車体の伸延と台車の保持を兼ねてプラ板で囲っていきました。

現物合わせの工作ですが、何とか上手くいきました。中段の485系が種車のボディです。
こうして比べると長くなりましたねぇ。

走る新幹線0系の完成です!

走る様になったとは言え、すべてが上手くいった訳ではありません。
連結部の稼動や、台車とスカートの干渉などが原因でR220のカーブでも脱線することしばしばです。
ですので、我が家ではエンドレスではなく直線を行ったり来たりしています。

正規商品である走行用オプションではこのようなことはないのでしょうから、やはり凄いことですね。
資金に余裕ができたら是非とも購入したいですが、それまではこれで遊んでいようと思います。



ヘッドライトがひかり号

走行するようになったことに気をよくして、今度はヘッドライトの点灯工作にチャレンジです。
まず用意したのは、このサイトでお馴染みのチップLED。
背腹併せる形で2灯を1灯として扱っています。
ですので、抵抗も2個のLEDに対して1個です。

片方にはテールランプのクリアレッド、
もう片方には電球色を模してオレンジのマジックで塗装。
集電ができるように台車も工作です。
工作内容はかなり昔に作った鉄コレクハ66&モハ62の集電台車工作に準じます。


線材は0.23mmの銅線を利用。
テールランプを点灯させたところです。

台車の突起から直にLEDユニットに半田していますので、集電に関してはちらつきが少なく悪くありません。

Nゲージのように集電板を通した間接集電の方がもちろん良いと思うのですが、台車と一緒にユニットも首を振ってもユニットの真ん中を台車の軸部分に持ってきているので、あまり問題はないようです。

殻を被せてみると、
下の写真の様にボディが白色なので、大いに透けます。

光漏れと透け防止の為、LEDユニットは写真の様に紙テープで包んで、後に黒色で塗装します。

ボディーの裏側をつや消し黒で塗装すれば、下の写真の様に光漏れはほとんどなくなります。

手前味噌ながらこれが走ってくれるかと思うと、ウキウキしてしまいます。



試運転

フライホイールの付いたNゲージの動力と比べると格段にうるさいですが、それでも直線は良く走ります。
写真を撮ると気付きますが、2両目のボディが浮いていました。おじさんの肉眼では気付かないくらい小さいです。



パッと見Nに見えるかもしれませんが、1両約11cmのZゲージ新幹線。我が家の廊下を驀進中!


とりあえず、当初の目的であった「走って光る模型」が完成しました。



今回が初めてのZゲージ工作でしたが、狭い我が家にはなかなか良さそうな素材です。
今後手頃な価格でバリエーションが増えると良いなぁと切に思います。

この小ささに慣れておけば、多少老眼になってもNゲージ工作を続けることが出来そうです(笑)。




車両販売中

私のお店、アークウェブショップにてどうぞ

レンタルレイアウトも展開中です

このページのTOPヘ


Copyright(C) 1998-2012 のなか通信 All Rights Reserved