車両工作
安価な旧製品を味わう
KATO キハ20

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元々安価なKATOのキハ20。
そんな経済車(?)をオークションで手に入れました。



ケースなしのM車とT車の2両ですが、程度は悪くありません。特に走行性はなかなかで良い買い物だったとホクホク。



ディティールアップ編


しかし、そんなキハ20ですが、現在の車両と並べると結構貧相です。
もう少しだけディティールアップしてあげたいと思いネットで検索していると、
こちらのページを拝見して、触発されました。
ちなみにキハ20の車両分解には、こちらのページを参考にさせていただきました(笑)。

こうしてまず分解した部品がこの通り


これはT車の方ですが、台車が動力なだけでM車も似たようなものです。

この状態にしてから、タミヤのエナメル系塗料で窓枠周りに色を入れていきました。
EF71のHゴムの時と同様、 面相筆を寝かせる感じで使い、エッジを擦っていく感じで慎重に筆を進めていきます。
失敗したら、エナメル系シンナーを別の細筆やこよりの先に乗せて、失敗箇所の塗料を撫でる様にふき取ります。

色を入れるだけで、グッとリアルになってきます。


こうなると、巨大なアーノルドカプラーが非常に気になります。
元々単行ありありのキハ20ですので、
思い切って我が家標準のアーノルドカプラーと互換性のないカプラーに換えてみました。
交換部品として、11-703 KATOカプラー密連形A(黒)を利用しました。

すると、効果はてきめんで、良い面構えになりました。


連結した場合の車両感覚も短くなりますから、実車感が高まります。
費用に対して効果が高く、そんなに難しい手間の要らないディティールアップですね。



室内灯設置編


ここまでくると、もうちょっと手をかけてあげたくなりました。
T車の台車を集電化してと言うのはめんどくさいので、又今度にしますが、
M車の電飾、特に室内灯の設置は比較的簡単なので、実施してみました。

今回使用したのは、KATOの11-204 新室内灯セット
※↓は反射用の銀紙(両面テープ付)とプリズム、灯火本体


このキハ20は、室内灯のオプションは本来ありませんが、
M車にはL字の室内灯金具を設置するためのボッチもあり、電源をとる事はきわめて簡単な構造です。
※↓はセット付属の室内灯用金具を設置したところ


室内灯付属の反射用銀紙を屋根裏に貼り付け、プリズムを固定するとともに灯火本体をグレーで塗装。
そして、灯火をうまく固定すれば、室内灯の設置は完了です。


灯が燈ると、なんだかホッとします。



ヘッドライト設置編


室内灯が燈ると、欲が出ます。「ヘッドライトを点灯させたい!」
そこで、電子部品を調達してきました。
調達したのは、12Vムギ球(3mm)スイッチングダイオード(下)


スイッチングダイオードは文字通りスイッチの役割をしてくれます。
つまり、前進時には電球に電流を流して、後進時には電球に電流を流さないと言う具合。

これを内部に仕込んでいくのですが、なるべく目立たないように、なるべく車両を傷つけないように、
かつショートしないように配線していきます。
※はんだで接続した部分を熱収縮チューブで保護&絶縁したりもします

屋根からヘッドライトへピンバイスにて斜めに導光用の穴を開け、内側穴部分にムギ球を瞬着で固定。
※穴開けは細心の注意をもって行いましょう
周囲に光漏れが起こらないよう配慮していきます。私は余った室内灯用のテープ付銀紙を流用して光漏れを防ぎました。


ヘッドライトも室内灯も光ったよ!


次はテールかな?



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