車両工作
シングルパンタグラフに憧れて・・・
TOMX EF210-100 (2146)

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EF210(桃太郎)は、EH500(金太郎)とともに子供たちにも大人気の機関車です。
今回、状態が新品に近い桃太郎(TOMIXの100番台)を、格安にて手に入れました。
なぜ格安だったかと言うと、片方のパンタグラフ(PS22)が欠損していたからでした。



付属品も完備で、走行もほとんどない美品であることもさることながら、
パンタグラフ欠品が私の想像力を掻き立てたのでした。
「シングルパンタグラフ化して、109番以降の桃太郎を再現しよう!」



シングルパンタ仕様の桃太郎は、TOMIXではコンテナセットとしてしか製品化されていませんが、
シングルパンタも109番以降のナンバーも分売パーツとして販売されていることに目をつけた私でした。
しかし、シングルパンタもナンバープレートも注文してから入荷するまで時間がかかりそうなので、
KATOのシングルパンタ機(3034-3)に倣って、この車両のディティールアップを図ってみました。


KATOのシングルパンタ機(3034-3)は、
・運転台が薄茶色に着色されている
・手摺や解放テコが付けられている

など、新しいだけあってディティールが進化しています。

そこで、まず運転台から着手してみました


ボディーを外し、運転台を外します。
※コツとしては、少しボディーを広げながら、指先で奥からこじる感じで取れます

早速、着色してみました。


写真だとやや茶色の赤みが強いですが、実物はもうちょっと落ち着いています。
両側とも着色しますが、片方のエンドにお遊びで運転手を乗せてみました。


運転士は、TOMYTECのザ・人間 働く人々よりチョイス。
下半身切り離しという残酷な仕打ち(笑)をためらいなくおこなって、薄手の両面テープで固定しました。

なかなかスケールが合わず調整に苦労しました。若干オーバースケールなのかもしれません。



続いては、手摺の工作です。


車体に穴を開けるのは、度胸と勇気が必要ですが、やっていきます!
↑ピンボケでわかりにくいのですが、赤い円の場所に0.4mmのピンバイスで縦に等間隔にて穴を開けます。
ここに0.3mmの真鍮線を曲げて加工した自作の手摺を差して、裏で接着剤にて固定します。


↑こんな感じです。
これも両側ですので、穴開けは都合8箇所。息を止めて作業していたので、少々酸欠気味(笑)。




さらに0.55mmの針金を加工して解放テコを自作してみました。


やっとこピンセットなどを駆使して針金を曲げていきます。↑こんな感じ。

これを車体に取付けて、手摺と解放テコに塗装を施すと↓



やや解放テコが太い感がしますが、まぁ、これはこれでアクセントと思うことにします。
※手摺と同じ太さの0.3mmでよかったかもなぁ・・・




そうこうしている間に、憧れ(笑)のシングルパンタグラフと109番以降のナンバープレートが入荷したとの連絡を受けました。
N部品でいつもお世話になっている衣笠商店街のおもちゃの王様へ直行!


TOMIX 0241 FRS4A

EF210-109/-110/-111/-113


装着したシングルパンタにご満悦。

ナンバープレートは、山手〜根岸間で初めて実際に見た桃太郎の形式と同じ-113に決めていました。




何とか所期の目的を達成しました。
自分的には、「地味な加工だけど、良い感じになったなぁ」と思っています。
でも、実際にはどのくらい変わったのだろう・・・。




そこで、未加工の車両とどのくらい差異があるのかを比較してみました。
左が未加工のTOMIX EF210(2140)
右が今回加工したTOMIX EF210-100(2146)





見比べると思いの外、違うように感じます。
特に運転台の塗装は、効果があるように感じます。


もし、KATOの3034-3を手に入れる機会が今後あれば、並べて比べてみたいとも思っています。




後日談

その後、解放テコを0.3mmで作り直したりちょこちょこと手をかけてあげています。


テールの点灯には失敗しましたが、ヘッドライトを白色LEDに換装しました。

 



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