車両工作
旧製品なC62を銀河鉄道999号に
KATO C62(203)

鉄道模型工房のTOPへ



プロローグ

レンタルレイアウトである『のなか鉄道』ですが、外周高架線の内回りに引込み線を構築しました。


鉄橋の途中で途切れている線路をジーッと眺めていた子供の心を持ったお馬鹿な筆者は・・・
フレキシブルレールを使ってスキージャンプ台の様な線路を作っちゃいました。


これは松本零士氏の銀河鉄道999(スリーナイン)に出てくるシーンを模したつもり。
作品中では、C62形蒸気機関車の姿を摸した999号が宇宙空間へ延びる無限軌道へ旅立つ印象的なワンシーンです。

試みに8620形蒸気機関車とぶどう色の旧型客車を並べてみたのですが、客車はともかく機関車の雰囲気がいまひとつ。。。

「C62であの名シーンを再現したい!」

そこに渡りに船のように余っていたKATOさんのジャンクな旧C62(↓品番:203・写真は完品)。


これまでC622号機C623号機と作ってきましたが、今回は架空のC6250号機。
こりゃ、作るしかありませんね。



ボイラー工作編

上下を分解し、モールドの削ぎ落としからはじめます。幸か不幸かデフやヘッドライトは元々無かった(笑)。

カッターや彫刻刀などで地道に手摺のモールドを切削し、サーフェイサーを吹いたところ。

車番にこだわった工作ではないのでフルパイピングは行いませんでした。手摺と開放テコのみ再構築します。

RSモデルのC62用金属製デフレクター(No.108)を取り付けます。前部ステップやキャブ梯子もプラ板などで自作。

汽笛も別パーツ化したりして、上回りはだいぶ出来てきました。



追加工作編

テンダーには手をかけなくても良さそうだったので、他の部分に手をかけてみました。

旧C62の先輪はあまり実感的ではありませんので、リューターを使ってちょっと見栄え良くしてみます。下のはC11のものですが、元々のは先輪はこのタイプです。

先端の丸いリューターで地道に研磨して、ピンバイスで穴を穿つと下の写真になるのですが、いかがでしょうか?

ヘッドライトの点灯のためにダイキャストを金鋸で切断してLEDのスペースを確保しました。今回一番大変だった工作です。

ヘッドライトパーツにはKATOさんのC57-180用Assyパーツを使いました。
999号と言えば、ピカッと光るヘッドライトが印象的ですもの。



塗装編

メタルプライマーをデフを中心に軽く吹き付け、乾燥後にミッドナイトブルー+フラットベースを吹きました。

塗装の回り難い所には予めつや消し黒を塗った上、車輪や下回りも同色にて塗装しました。
今回はアニメっぽくしたかったのでこの色を使ったのですが、普通の蒸気でこの色もありかもしれません。



完成編


自作のナンバーやステッカーをいつものシール台紙に印刷して貼り付け、完成としました。

TV版の50号機としましたので、ヘッドマークは赤く、テンダーに賑やかなマークを貼り付けました。TV版999号ならではの”GE999”をデフに入れたかったのですが、諸般の都合により取り止めとなりました。


スハ43系客車を5両&最後尾には展望車のマイテ49。行灯にも999号のヘッドマークをペタリ!

いよいよこの工作の行動原理となったシーンを再現です。

たなびく煙と響き渡る汽笛の音が・・・あったら良いですね・・・
汽笛の音はないけど、CG処理で煙と蒸気を書き足してみました。


午前零時発アンドロメダ行き・銀河超特急999号の発車です!



車両販売中

私のお店、アークウェブショップにてどうぞ

レンタルレイアウトも展開中です

このページのTOPヘ


Copyright(C) 1998-2013 のなか通信 All Rights Reserved