車両工作
神奈川臨海鉄道 DD5514を作る
KATO DD13 (701)

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根岸駅周辺や本牧貨物駅で目にすることの出来る神奈川臨海鉄道のディーゼル機関車DD5514。

1976年8月に製造された神奈川臨海鉄道の主力機関車の内の一台で、DD13によく似た姿をしています。
大変マイナーな機関車ではありますが、京浜地区の物流に貢献している縁の下の力持ち的な存在です。
大好きなんですヨ、こういう地味に働く機関車が(笑)。

今回はKATOさんのDD13からこのDD5514を目指そうと言う工作です。
入手したDD13はモーター・ギア・基盤が抜かれていて、連結器が片方なし、ウェザリングを施されたジャンク品。
しかもウェザリングもラッカー系だったため、DD13への回帰は不可能と判断。この工作を後押しすることとなりました。


細かな部品を外した状態のボディーはこの通りです。


とりあえずIPA(イソプロピルアルコール≒ガソリンの水抜き剤)のプールへ浸しました。


EH200の時は2週間たっても落ちが悪かったですが、今回は一晩でこの通り。塗膜の厚みとか気温のせいなのでしょうかね。


このような準備してから、今回も工作開始です。
(それにしてもこの夏は暑かった・・・。工作意欲が湧かなかったものなぁ)



手摺の作成

まずは手摺の工作。

冒頭の写真を見るとわかりますが、DD5514にはDD13には無いデッキ上の手摺があるので、これの作成です。

同じものを4個作ることになるので、左の画像のような厚紙で手摺の間隔を一定に取るための治具(?)を作って穴開け作業です。

0.45mmの銅線で手摺を作るつもりだったので、0.5mmのピンバイスで穴を開けた状態が下の写真です。
↓まず手摺の外枠を作ります。
↓外枠に支柱を半田で固着しました。
瞬間接着剤で固定した後、余分な部分を切り取り、ヤスリをかけたり形を整えたりして、手摺が出来上がりました。
最後に軟質プラと金属で出来たこの部品にプライマー塗装を施しておきます。



連結器周りの工作

台車マウントカプラーの頃の製品ですので、連結器回りが大きく欠き切ってあります。ここをプラスティック板を利用して塞ぎました(片エンドのみ)。もう片エンドは今後の連結を考え、アーノルドカプラーをそのまま活かすことにしました。

また、構内標識灯(テール)も向かって右側には装着されていないので、カッターでモールドを削ぎ落としました。



塗装

ボディーの塗装開始です。まずはグレー部分からエアーブラシで吹き始めました。



マスキングをしながら、下地色である青15号に近いブルーや白灰を吹いてラインを作っていきます。






ちょこちょこと修正しながら、結構長い時間かけてやっとラインを作ることができました。

ベース部分も白灰色で塗装。ランボード面はメタリックグレイで塗りました。



今回もロゴなどの作成に利用したのはこのシート。

ナンバーや社章、ロゴなどを印刷して貼り付け、最後に半光沢クリアーで保護しました。




完成編

連結器周りに埋めたプラ板の溝も見えちゃっていますから、あとで解放テコ作ってごまかそうと思います(笑)。そんなこんなで、やっと完成したDD5514ですが、あいかわらずな出来上がりです。

ややヨレヨレした感もありますが、「まぁ、何とかDD5514かな?」といった感じにはなったと思います。

根岸駅の雰囲気でEH200やEH210と共に入れ替え作業中といった情景で。コキ50000と共にレイアウトのアクセントになってもらおうと思っております。

麦球を入れたのでライトは点くけど、モーターがないので動かない(笑)



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