かつてジオン・ダイクンは、宇宙世紀に適応した人類の革新こそがニュータイプであると訴えた。認識力が高まり、離れていてもわかり合える。しかしそんな理想とは反対に、ニュータイプは戦争の道具として扱われていた。アムロもララァもそんな哀しい人類の一人であった。
「なぜあなたはこうも戦えるの? あなたには守るべき人も守るべき物もないというのに・・・。私は救ってくれた人のために戦っているわ。・・・それは、人の生きるための真理よ・・・。」
戦場でわかり合えた二人であったが、現実は容赦なく二人に襲いかかる。ララァは救ってくれた人のためにその身を費やし、アムロはララァをあやめてしまった。
「人は変わっていくのね・・・。私たちと同じように・・・。アムロは本当に信じて・・・?」
「し、信じるさ! 君ともこうしてわかり合えたんだから…。人はいつか時間さえ支配することができるさ。」
「ああ、アムロ! ・・・時が見える・・・。」