宇宙世紀0083年11月10日
地球連邦軍主力艦隊はデラーズ・フリートに対する示威行為として、1年戦争以来おこなわれていなかった観艦式をコンペイ島(旧ソロモン)でおこなっていた。そして、この観艦式こそがデラーズ・フリートの狙いであった。厳重な艦隊警護を陽動で揺さぶり、ガトー少佐の戦術核装備のGp02Aはコンペイ島を見渡せるところまで駆け抜けた。
「ソロモンよ・・・私はかえってきた・・・!」
ガトー少佐の叫びと同時に核は発射され、コンペイ島、そして連邦軍艦隊は、光の渦に包まれていった。