石垣山城址（神奈川県）

概要　
豊臣秀吉の天下統一の締めくくりとして行われた小田原攻め。その際、大軍勢で長陣になることを案じた小早川隆景によって発案され、小田原城を見渡せる石垣山の山頂に築城された。あまりに築城期間が短かったために、石垣山の一夜城とも呼ばれた。この時代、関東では珍しい石垣作りの城であった。後北条氏が滅亡後、城の戦略上の意味も薄れ、廃城となった。

私見　
今でこそ公園化されていて、車ですぐそばまで行けるようになっているが、私が学生のころ初めて行ったときは、東海道線の早川で下車し、石垣山を登ってやっとのことで着けるところであった。そのころは大きな石がゴロゴロ転がっており、「こんな大石をどうやってここまで押し上げたのかと驚嘆したものでした。そして、ここから見ると、小田原市街は掌の中にあるようでした。