京急ファミリー鉄道フェスタ2012
毎年5月末に行われている恒例の「京急ファミリー鉄道フェスタ」です。今年は27日(日)の開催となりました。 3年連続での参加となりますが、京浜急行の車両整備基地である京急ファインテック久里浜工場へと出かけてきました。 5月下旬のイベントとあって天気に恵まれないことが多いのですが、今年はこの上ない好天となりました。 会場内で配布されていたパンフレットの表紙です。 会場内は下の地図の様な企画が催されていました。 今年は好天に恵まれましたので、引退した旧1000形や引退間近の800形にたっぷりと会いたいですね。 晴れた空の下、いつも真っ先迎えてくれる保存車両は1924年(大正13)の製造の貴重なデ51号(後の140形)です。 製造当時としてはまだ珍しい半鋼製車で、昭和40年まで現役で活躍。引退後、製造当時の姿へと復元されたそうです。 外観では屋上のトロリーポール、カウキャッチャーや木製ドアがレトロ感を醸しだします。路面電車の様にも見えますね。 デ51号の奥には、1929年(昭和4)製造の湘南電鉄デ1形(デハ230形)が保存されています。 昭和53年まで現役で活躍したそうです。同じ形式の車輌(268号車)が東京のホビーセンターKATOさんにあります。 同じ形式と言っても、ヘッドライトや窓枠、扉やその配置などなどかなりの違いがあります。見比べると楽しいですね。 デ51号と通りを挟んで反対側ではの新1000形ステンレス車が前面貫通路を開いていました。 普段めったに見られない光景ですが、横にスライドして開くのですね。ドアについているライトがキュートです。 奥の車両撮影コーナーにはすでに多くの親子連れが詰め掛けておりました。 古参となりました両雄、2000形(左)と800形(右)です。貫通路の無いこの形式は近々廃車となっていくことが予想されます。 去りゆく老兵としてみると惜しく思われます。 同じ様な電車が並んでいますが、違う車種(600形・2100形)です。実は結構貴重なショットです。 ブルースカイトレインが2編成もここに揃ってしまって、今日は大丈夫なのでしょうかと勝手に心配していました。 新1000形電車(左)と1500形電車です。この車種はしばらく安泰で、京急の普通列車の看板車両です。 個人的に今日の主役は800形電車”だるまちゃん”。今では片開きドアの車輌もこの形式だけです。 もうすぐ引退のせいか、可愛いヘッドマーク付です。まだまだ頑張って欲しいです。 しかし、今年の車両展示には、あの愛らしい旧1000形電車がいませんでした。 個人的にはこれはかなりがっかりな出来事でした。 旧1000形に元気をもらうのがこのイベントの楽しみだったのですが。。。 青空の下、たんまりと写真を撮った後は整備工場の見学です。 昨年は工場内の展示はありませんでしたが、今年は工場内での展示が復活しました。 この800形もよく見ると、整備台車の上に載っています。 整備工場内で見かけた特殊車輌。 これは初めて見る軌陸車ですが、車体に「RESCUE」とあるので救援車なのかな? 車輪がこんなに沢山並んでいます。 工場内なので当たり前ですが、こんな光景が我々には新鮮に映ります。 良い天気なので、屋外の特殊車両やバスの展示も良いですね。 すると、特殊車両の奥に旧1000形がいるではないですか。しかし、ちょっと雰囲気が変です。なんかガラーンとしています。
恒例のバス展示も行われていました。 子供達は運転席に座ることができますが、その顔は皆誇らしげです。 物販コーナーでは京急だけでなく地方の電鉄会社さんも頑張っていました。 今年は足元がぬかるんでなく良かった反面、砂埃が凄かったです。晴れたら晴れたで上手くいきませんね。 今日のお気に入りの一枚です。新たなマスコットキャラ登場!
一昨年は雨勝ちで寒かったし、昨年は台風接近中。この3年間で初めて晴れた空の下でのイベントは良かったです。 日頃利用している電車を間近に感じることのできるイベントは嬉しいです。京急さんありがとう! Copyright(C) 1998-2024 のなか通信 All Rights Reserved |