訪問先紹介

わたらせ渓谷鉄道 〜木造駅舎巡り〜

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JR日光駅  間藤駅〜廃線跡  足尾駅  通洞駅  沢入駅
神戸駅  水沼駅  上神梅駅  大間々駅  JR足利駅のEF60-123



JR日光駅

1日目に引き続き、2日目は日光から中禅寺湖を経て、渡良瀬川沿いを南下するドライブです。

最初の目的地は、日光線の終着駅・JR日光駅です。


大正元年(1912)に建てられた木造駅舎ですが、ネオ・ルネッサンス様式でデザインの古臭さは感じません。


貴賓室も備えており、世界遺産・日光の玄関口として気品のある木造駅舎だと思います。


日光での観光はしませんが、通りすがりの神橋です。東照宮をすり抜けて、いろは坂へ。


いろは坂の途中、明智平で一休み。天気が良ければ絶景ですが、今日は残念な空模様。


平地は真夏日でしたが、明智平は22度。涼しいせいか、赤とんぼがそこここに飛び交っていました。


中禅寺湖畔でUターンして、国道122号線を渡良瀬川沿いに南下していきます。



間藤駅〜廃線跡

わたらせ渓谷鉄道の前身は旧国鉄・足尾線。現在は写真のわ89-310形気動車が主力です。



わたらせ渓谷鉄道は、群馬県の桐生駅と栃木県の間藤駅(44.1km)を結ぶ第三セクターの鉄道会社。



終点の間藤駅は教会の様なデザインの駅舎です。




運が良ければ”かもしか”が見られるそうです。私は運がなかったようですが、そのくらい山奥ということですね。


間藤駅の先にも既に使われなくなった線路が伸びていました。廃線跡を少し辿ってみました。






最盛期にはさぞ活気のあったであろう古河橋周辺は、妙に静まり返っていました。






旧・足尾本山駅があったところは立ち入り禁止でした。
木立の囁きと川のせせらぎ以外は、本当に時間が止まってしまった様な場所でした。



足尾駅


駅舎やホームが登録有形文化財に登録されている足尾駅。大正元年の開業当時の木造駅舎です。









留置線にはキハ30・キハ35などに加え、タンク車などが留置されていました。






色々な意味で興味深い駅でした。訪れることができて本当に良かったです。



通洞駅


駅舎やホームが登録有形文化財に登録されている通洞駅。足尾銅山観光への最寄り駅です。


大正元年の開業当時の木造駅舎ですが、ペンションのような駅舎。古く感じないですね。




渡良瀬川沿いに走行していると、様々な風景にも出会います。発電所跡かな?


この鉄橋も絵になります。白っぽい川原の御影石とのコントラストが鮮やかです。




国道122号線から渡良瀬川を渡って沢入駅へ。



沢入駅



ホームと待合室が登録有形文化財に登録されている沢入駅。簡易郵便局が入居しています。






登録有形文化財の木造待合室。厳しい風雪を経た趣があります。


沢入駅から少し南下すると、人造湖の草木湖と草木ダムが現れます。


草木湖は利根川水系でも屈指の規模を誇る人造湖。




人造湖を堰き止める草木ダムは、高さ140mの重力式コンクリートダム。




古くは足尾鉱毒事件などにまで遡る渡良瀬川の治水事業。
洪水制御と生活・農業・工業用水、発電などに利用されている多目的ダムです。



神戸駅


駅舎やホームが登録有形文化財に登録されている神戸駅。開業当時は神土駅と記していたそうです。


大正元年の開業当時の木造駅舎ですが、少し傾いだような木造駅舎には趣があります。


2番線ホームの奥には列車レストランがあります。






クタクタの木造駅舎と列車レストランの組み合わせにはアンバランス感がありますね。



水沼駅


水沼駅は関東の駅百選にも選ばれた天然温泉のあることで有名な駅です。






わたらせ渓谷鉄道は”一駅一芸”を目指しているのかと思うくらいユニークです。



上神梅駅


駅舎やホームが登録有形文化財に登録されている上神梅駅。大正元年の開業、昭和初期増築の木造駅舎です。


ちょっと虫が食ったような木の表面や傾いでいる改札口。歴史の重みを感じます。










これぞ木造駅舎とも言うべき上神梅駅は、近隣住民の手による花々で彩られています。



大間々駅


駅舎やホームが登録有形文化財に登録されている大間々駅。開業は明治44年(1911)、歴史のある木造駅舎です。






敷地内には”わたらせ渓谷鉄道株式会社”の本社や車両基地もあり、ここが本丸といった感があります。
わ鉄さんとはここでお別れして、日が暮れる前に足利駅を目指します。



足利駅のEF60-123


栃木県足利市にある足利駅。有名な足利学校の最寄り駅です。


駅の北西側にEF60形電気機関車123号機が静態保存されています。




運転席も見学できますが、どうしても荒れてしまいますね。






新性能電気機関車のトップバッターだったEF60。
碓氷峠鉄道文化むらの501号機とは塗装もヘッドライトの形状も違い、良いものを見させてもらいました。

この後、佐野藤岡ICから帰路に着いたのですが、始まりもこの佐野藤岡IC。
考えてみると、この佐野藤岡ICを基点として栃木県を1周して来た様な今回の旅でした。

久しぶりの遠出でしたが、1日目は機関車巡り、2日目は木造駅舎巡り。鉄分補給のいい旅になりました。



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