miniジオラマ工作
横須賀 / 田浦駅

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日露戦争が始まった1904(明治37)年に開業した田浦駅


山々に隔てられた浦々が幾重にも連なる三浦半島
東京湾に面した半島の喉元に位置する横須賀は、江戸期まで取り立てて特徴のない漁村だったそうです
幕末の横須賀製鉄所建設に始まり、明治に至って横須賀鎮守府が置かれたことで、
横須賀の都市としての運命が定まりました

山間の狭い谷戸に無理矢理建てられたような田浦駅もそんな軍需の一つ
田浦駅の逗子寄りに隣接する田浦トンネルと、横須賀寄りに隣接する七釜(しっかま)トンネルに挟まれ、
11両編成の停車に十分なホーム有効長が取れないため、先頭1両半がトンネルの中に停車して
ドアカット(ドアが開かない)になる全国的にも珍しい駅として知られております

現在は駅前に高層マンションが建っており、線路も少なくなっておりますが
「まだ貨物輸送が華やかかりし昭和晩期をイメージして作成したいなぁ・・・」
と妄想しておりました。



工作編

いつもの通り紙を中心に出来るだけ身近な物で作ることが私の工作のポリシー


縮尺スケールは1/150で、Nゲージスケール


サイズは130x70cmのビッグサイズ。実際の田浦駅に忠実なサイズ感でジオラマ化しています


5つのパーツを連結して完成するセクションレイアウト なかなか整合が難しいです


田浦駅への現地調査もさることながら、図書館での資料漁りへも向かうこと数度
やっと完成の運びとなりました



完成

駅舎はエレベーター設置前で作成していますが、線路関係は昭和50年頃の田浦駅をイメージしています
















相模運輸さんの貨物ホームは資料がなく本当に閉口しましたが、何とか出来上がりました


作者秘蔵の米タンをここぞとばかりに盛ってみました


実際の田浦駅同様、11両編成では1両半がトンネル内へとはみ出ます



これを作り始めたのは2017年8月だったので、足掛け8か月で完成となりました。

久里浜駅 → 水門踏切 → 衣笠十字路 → 衣笠駅 → 金谷架道橋 → 横須賀駅 → 田浦駅 → 田浦大ガード

の各ジオラマを一本の線路で繋げて、横須賀線を走らせてみたいものです♪



後日談

タウンニュース横須賀版掲載記事。横須賀市内各所で展示されておりました。

2017年9月15日発行のタウンニュース横須賀版掲載記事


2017年10月20日発行のタウンニュース横須賀版掲載記事


2017年11月17日発行のタウンニュース横須賀版掲載記事


2018年2月16日発行のタウンニュース横須賀版掲載記事


2018年4月20日発行のタウンニュース横須賀版掲載記事




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