訪問先紹介
大井川鐵道・新金谷駅

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2014年5月17日に訪れてきた第53回静岡ホビーショー。訪問後に新静岡ICから新東名を初走行し、島田金谷ICへ。


大井川鉄道の根拠地・新金谷駅(静岡県島田市)を訪れました。目的はもちろん動く蒸気機関車!


まだ新しい転車台には、トラストトレインで有名だったC12 164号機が憩っていました。


C12 164号機は、1937年(昭和12)に日本車輌製造で製造された簡易線用の小型蒸気機関車です。



1987年に一度は動態復活した164号機も、設備上の問題で2005年以来静態保存されています。



転車台の奥には、2010年に千頭駅で見たC10 8号機やC11 227号機が。今日はお休みのようです。




留置線に憩う旧型客車。屋根の汚れ具合や車体の光沢が一両一両異なるところに歴史を感じます。


もちろんSLだけが魅力ではありません。大井川鉄道では近鉄や南海の旧車両がいまでも現役で活躍しています。




よく整備された車両たちに、いい歳したおじさんがワクワクしています(笑)。



16:09のSLかわね路号到着まではまだ時間があったので、プラザロコでの見学&休憩です。



一畑軽便鉄道や住友セメント七尾で活躍していた「いずも」号。1921年のコッペル製(ドイツ)蒸気機関車です。


日本ステンレス直江津工場で活躍していた1275号。こちらも1922年のコッペル製(ドイツ)機関車です。


井川線用の客車・スロフ1&2です。井川線らしく車両断面を絞った定員16人のミニ客車です。


昭和レトロである駅舎に電話ボックスや郵便ポスト。


楽しく見学していましたが、そろそろホームへ向かいましょうか。



入場券(150円)で駅構内へ。線路を渡ってスロープ状の坂を経てホームへ。




かわね路号の到着を前に入換作業が慌ただしくなってきました。


16:09。待ちに待ったかわね路号の到着です。今日はC56 44号機の牽引です。



煙と蒸気を吐きながら、滑る様にホームへ入場。感動の瞬間は長くはなく、あっという間に私の横を通過してしまいました。



再び入換え作業が始まりました。切離し位置まで移動して、C56と客車が切離されました。


C56 44号機はさらに転車台方面へ。でも、転車台には前述のC12 164号機が憩っているはずでは?


なんと!!転車台からC56 44号機がC12 164号機を引っ張り出していきました。C12は留置線へ。



C12 164号機がいなくなった転車台で、C56 44号機が進入し方向転換を始めました。






再びC12 164号機を転車台に連れ戻して、入換作業終了です。





このC56 44号機も靖国神社のC56 31号機共々数奇な運命を辿っています。
1936年(昭和11)の三菱製で主に北海道で活躍していましたが、戦争では徴用され泰緬鉄道に渡りました。
戦後もタイ国有鉄道で継続使用されていましたが、1979年に有志の方の活動により日本に戻ってくることができました。

一所懸命に業務に携わる職員さんたち。大井川鉄道の蒸気機関車は本当に幸せだなぁ。




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