車両工作
難有レールバスの再生
TOMIX レールバス ハイモ180形
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私の密かなコレクション、TOMIXさんの古めのレールバス。
↑三木鉄道タイプモデル
↑北条鉄道タイプモデル
↑樽見鉄道モデル

非電化の懐かしい風景にはベストマッチの逸材です。

ハイモ180形気動車は、1984年の樽見鉄道を皮切りに各地の第3セクター鉄道で導入され、
北条鉄道や三木鉄道などでも同系統の車両が活躍していました。


有田鉄道のハイモは、左のパッケージ写真車両です。

有田鉄道では、樽見鉄道の車両を受け継ぎ、ラインカラーの分割はそのままに、明るいクリーム色をベースに赤と黄色のラインカラーで活躍していたそうです。

完成品としては販売のないので、この未塗装キットからの作成になる訳ですが、キットの中古完成品というとどうしても前の方の癖が残るのが常となります。


今回入手したモデルもちょっとデカールが波打っています。また、仕上げに吹いたクリアが裾で溜っている残念な状態。


と言うことで、今回はこのレールバスを再生しようという試みです。



工作開始!

再生に当たって、一番の問題は有田鉄道特有のこのラインをどうするかと言うこと。
貼り付け済みのデカールを再利用できないかと、お湯に浸したり、ごく短時間IPAに浸したりしました。
幸いデカールは上手く剥がれたのですが、ヨレがあり再利用するのはちょっと難しそうな状態。
なので、そのまま2日余りIPAに浸かっていてもらい、塗装を剥離して全塗装することにしました。

GMのクリーム4号をベースに、少量の白を混ぜて調色したものをエアブラシしました。
奥のもう一両はLE-CarII(富士重工)モデルをイメージして白ベースで塗装。


デカールの代わりはいつものプリントシール。実車を参考に作画し、プリンターで印刷。
切り抜いて貼り付けると、こんな感じになりました。



細かな部分ですが、標識灯にクリアレッドを、ヘッドライトのリムにシルバーを色差ししました。
側面の”ワンマン”マークはちょっとしたいたずらです。

最後にクリアを吹いて完成としました。



完成

バックミラーなど、銀河モデルさんのバスコレ用ディティールアップパーツを使うともっと実感的になりそうですね。



一緒に作成したLE-CarII(富士重工)モデルもどきはあっさり目に仕上げました。


のなか鉄道の『レールバス大集合』イベント開催です!








こうして並んでいると、なんだかお寿司一貫一貫に見えたりします(笑)。
非電化の懐かしい風景にはベストマッチでしょ?

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