車両工作
ジャンクな京浜急行・新600形の再生
GREEN MAX 京浜急行新600形

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地元である横浜・横須賀を走る「赤い電車」。私の大好きな京急こと京浜急行電鉄です。


今回その京急・新600形(↑)の4両編成を格安にて手に入れることができました。
何故格安かというと・・・

GREEN MAXさんの塗装済みキットを素組みで組んだものの様ですが、

・パンタグラフが1つ壊れ、1つ欠品
・無線アンテナが片側壊れ
・フロントガラス片側欠品、片側脱落
・スカート及び連結器片側欠品、片側脱落
・非パンタ屋根板及びクーラー欠品

と完全にジャンク品です。

しかし、動力車付でボディーの傷は少なく、手の掛け様によっては我が家に入線してくれそうな予感もします。

今回はこのジャンク品を再生しようという企画です。果たして上手くいくでしょうか。



失われた部品の再生

以前に作成した旧1000形キット1500形キットの作成時に余っていた部品を大いに流用しました。
折れていた無線アンテナもそのひとつです。
失われていたフロントガラスは厚手の透明プラ板にて再生しました。幸い片側のフロントガラスが残っていたので、同じ寸法で切り出し、曲面になるように撓らせました。

溝などのモールドは表面から罫書針で罫書き、裏面から黒マジックで縁取りを書き込みました。1500形キット作成時に余ったシールを活用して方向幕をデコレート。取付時にはヤスってはめての微調整を繰り返しました。

右がオリジナル、左が自作再生品です。またこのキット、初期形の前窓下黒帯仕様でしたので、現在の仕様に合わせて白帯に塗り直しました。
失われていたスカートも再生です。こちらも幸い片側のスカートが残っていたので、お湯に入れて自由に形を変えられるプラスチック粘土”おゆまる”で型を取り、エポキシパテでパーツを再生しました。

出来上がったパーツを滑らかになる様に削り込み、1500形の作成で余っていた連結器パーツを取付。

パンタグラフ非搭載の屋根板もなかったので、両パンタ屋根の穴を埋めた上でモールドを削ぎ落としました。
根気よく平滑にヤスった上、旧1000形キット作成で余っていたランボード付の集中クーラーパーツを接着しました。
パンタグラフ車には手元にあったGREEN MAXさんのPT43Nを使用。

なんとか見られる位には再生できました。



追加工作

連結面を締めるための追加工作です。
KATOカプラー密連形Aグレー (11-704)

ジャンパー線を模したディティールは電車に最適です。連結部分のカプラーをすべてこれに換えました。
KATOさんのASSYパーツのホロ(灰)20入(5085)

京急にはサイズが丁度良いので、いつもこれを利用しています。元々ついている爪を切断した上で、車体の幌台座へボンドで接着しました。

完全に自己満足ですが、裏地のお洒落です。



塗装やインレタ・シール


塗装済みキットを素組みで作っていた素材でしたので、修復部分も含めて各所を塗装しました。

クーラーパーツをシルバー、屋根板はニュートラルグレー。
パンタグラフの碍子に白色を差し、床下機器やスカート無線アンテナはダークシーグレーにて。

車内のディティールは運転席仕切を薄茶色。
客席座面はフラットベースを多めに混ぜた赤2号で丁寧に塗装しました。

元々”特急・三崎口”で設定されていましたので、それに倣って方向幕シールを貼りました。
優先席・車椅子のシールも1500形キット作成で余っていたものを流用しました。

残念ながら新600形の車番インレタはないので、いずれ手に入るまではお預けです。

仕上げにクリアー(光沢)を吹きました。



ひとまず完成

製品オリジナルのフロントガラスとスカートの先頭車です。
やはりオリジナルは破綻がありませんね。


こちらは私の作成したフロントガラスとスカートで再生した先頭車。まぁまぁといった感じです。


出来は画像から判断できる程度なのですが遠目には判らないので、まぁ良しとしましょう。


純正パーツをGREEN MAXさんから取り寄せれば良いのでしょうが・・・。
このサイトらしい工作でしょう?



のなか鉄道的・京急フェスタ?

我が家の京急車両を一堂に集めてみました。


左から800形(KATO製品)、今回の新600形、旧1000形、1500形(いずれもGREEN MAXキット)


これで2000形がいれば、1990年代後半の京急ファミリー鉄道フェスタと言ったラインナップです。


貧乏鉄道である”のなか鉄道”に京急ファミリーが増殖中! 徐々にですが(笑)。



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