訪問先紹介
本牧某所のC56-139

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新緑の5月1日、仕事帰りにD51-516号機を見に本牧市民公園へ立ち寄りました。

天気も良く、穏やかな日でしたので、写真の親子の様に芝生に寝転んでしまいたくなる気持ちの良い日でした。
D51-516号機につきましては2009年10月1日にも訪れておりますので、詳しくは割愛しますが、
本牧市民公園を出て車を走らせていると、某所・線路沿いの車庫内に黒い影があることに気がつきました。

車を停めてまじまじ見ると、それは蒸気機関車。それも小型でかわいらしいC56-139号機でした。
以前より”本牧にC56の保存機がある”という情報に触れていましたが、ここだったとは…。
管理者様に承諾を得てから、見学させてもらいました。※お仕事中に大変失礼いたしました。

この1ヶ月程の間にC11D52、そして先程のD51とSLづいていましたが、そのどれとも違う今にも動きそうな雰囲気でした。


キャブの内部も運転士と機関士の息遣いが伝わってきそうな雰囲気です。一般公開されている蒸気機関車とは別格です。


昭和13年、笠戸工場にて製造された139号機ですが、日本各地を渡り歩いてから横浜に来たのは1954年(昭和29年)でした。
1965年までの間横浜で活躍し、引退後は国鉄中央鉄道学園にて保管され、国鉄民営化後にここへ移って来たそうです。


詳しくお話を伺った処、ボイラーに蒸気漏れがあり、現状では走らないとのことでしたが本当に良く整備されていました。
それもそのはずで、有志の方(横浜ポニークラブ様)らが頑張っておられるそうです。本当にご苦労様です。


今のところ身の振り方は決まっていないそうです。

C56-160がSLやまぐち号で活躍しているように、「横浜に蒸気機関車が走る日も来るのでは?」と思わせてくれる保存機でした。
C56を現役に復活させる経費を含めて、”横浜に蒸気機関車復活”となればコストは十分ペイできるのでしょう。
周辺への経済効果も見込めるでしょうけど、今の横浜には走ることのできる場所がないんだよなぁ。※排煙の問題もあるし
横浜博覧会(1989年)の頃に一時的に復活した臨港線(大まかに桜木町〜山下公園)なんて格好の場所だったのだけど・・・。

そんなことに思いをめぐらせてしまうほどC56が良い状態だったということですね。


本当に貴重な機関車を偶然に見せていただきました。


後日談

2011年7月31日に再開の機会がありました。イベント絡みでおめかしをしたC56-139号機です。




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