訪問先紹介
神奈川臨海鉄道のC56-139

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本牧の貨物ターミナルである横浜本牧駅。ご覧の通り、広大なコンテナ操車場です。


2010年5月1日にここで偶然会ったC56-139の記事を掲載しておりましたが、
このC56(シーコロ)ちゃんを可愛がってくださっている横浜ポニークラブ様より
「7月31日にC56-139を見ることができる」とのお知らせを有難くも頂戴しました。

また、昨年私が訪れた時点では139号機は非公開でしたので場所を伏せてまいりましたが、
その後、NHK「ブラタモリ」やテレビ東京系「空から日本を 見てみよう」などで堂々と紹介されましたので、
保存活動を側面より応援する意味でも、今回は堂々と紹介させていただこうと思います。



当日(7/31)は仕事で、天気もあいにくでした。それでもどうにか時間を作って、短時間でしたが会って参りました。

おや、おや? シーコロちゃんがいつもこっそりと隠れている車庫に今日は誰もいません。


「どこに行っちゃったのかな?」と辺りを窺うと、少し離れた高速高架下の向こう岸に彼はいました。


前回会った時と比べると、ランボードなどの各所に白線を入れ、金縁もまとい、かなりおめかしをしていました。


折角なので、ぐるっと公式側にも廻ってみました。”がんばろう!東北”ヘッドマークを掲げて、コキ104と連結です。


自力では動かないことが嘘のようです。昨今C6120が復活しましたが、横浜にもこんな素敵な蒸気機関車があるのですよ!


昭和13年笠戸工場にて製造された139号機。
北海道から中国地方、果ては鹿児島まで渡り歩いてから1954年に横浜機関区へとやって来ました。
1965年まで横浜機関区で入換用機関車として活躍しましたが、世の無煙化の動きには逆らえずに廃車。
廃車後は国鉄中央鉄道学園にて教習車として保管されましたが、国鉄民営化後の同学園廃止により行き場を失い、
神奈川臨海鉄道(かなりん)さんへ引き取られることになったそうです。

以前に伺ったお話では、ボイラーに蒸気漏れがあり、自力では走らないとのことでした。
(サッパボイラさんがいれば大丈夫!あのC6120でさえ復活したのだから…)

しかし、かなりんさんや横浜ポニークラブさんのご厚意によって、こうして現在139号機を見ることができます。
直近では、靖国神社のC56(31号機)、小諸のC56(144号機)、野辺山のC56(96号機)と見ておりますが、
いずれと比べても、動く気配を感じることの出来るシーコロです。

横浜ポニークラブさんの方針では動態保存を考えてはいないそうですが、
「横浜に蒸気機関車が走る日も来るのでは?」
と改めて思わせてくれる、夢のある保存機です。


〜↓ここからは筆者の妄想ですので読まない方が良いかもしれません・・・〜

四十路おじさんの妄想編 (2011年8月1日の妄想)

『2020年までに根岸製油所が廃止を検討』などというニュースもありますので、今後の横浜市やかなりんさんのためにも、
現在の神奈川臨海鉄道(本牧線の一部)線路を使って、シーコロで営業運転が出来ないかを妄想してみました。

妄想路線図 (※地図画像はGoogleマップより拝借)



頭の中でこんな風なマップを勝手に組んでみました。
JR根岸駅と本牧埠頭駅間5.6kmを蒸気機関車が走る赤線と水上バスによって本牧ふ頭と横浜中心部を結ぶ青線です。(妄想)

本牧市民公園付近に三渓園駅(仮)を新設した上で、横浜を代表する観光資源のひとつである三渓園への集客を導きます。
横浜本牧駅を本牧中央駅(仮)とした上で、往事に比べ寂れている旧マイカル地域への集客を導きます。
本牧埠頭駅を横浜みなと駅(仮)とした上で、近くの岸壁に艀(横須賀のショッパーズプラザにある軍港めぐり用の艀のような)を作り、
水上バスと連携して山下公園・横浜駅方面や鶴見臨海部などとの相互アクセスを図ります。

結構、観光客が来ると思うんだけどなぁ。(・・・妄想だけどね)

しかし、蒸気機関車の保守と運用にはお金がかかるので、こんなことをやるには横浜市のバックアップが不可欠。
集客による周辺への経済効果。なにより「横浜で蒸気機関車に乗れる!」というインパクトは、
長い目で見て”みなと・ヨコハマ”のブランド力を高めることになると思います。(・・・あくまで妄想ですが)

市長さんや社長さん、いかがでしょうか?(笑)



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