車両工作
続・旧製品なC62に愛情を注ぐ
KATO C62(203)

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KATOさんの旧製品を利用して作成したC62 2号機でしたが、手前味噌ながら結構気に入っております。

KATOさんのC62(旧製品・品番:203)↓


旧製品を改造して完成した我が家のC62 2↓


手元にはまだジャンクな旧製品が残っておりますので、旧製品ゴールデンコンビをいつか復活させたいと思っていましたが・・・
そんな矢先、KATOさんからC62 2とC62 3の新製品がアナウンスされました。

KATOさんの現行品・C62東海道形(新製品の品番:2019-2)↓


動力もあのD51 498に準じたものになるそうですから、今年(2011年)のクリスマス商戦の目玉になりそうな商品です。
話題性から言っても”そりゃそうだよなぁ”的な商品展開ですので、そのニュース自体は好ましく受け入れたのですが、
「製品が出たら・・・ きっと作らなくなるよなぁ」
惰弱な心が脳内Twitterへと呟きます。

「だったら、新製品が出る前に我が家のゴールデンコンビを・・・」
と意気込んだものの、毎度のことながら予算は乏しく、2号機ほどパーツメーカーさんに貢献できません。
銀河モデルさんの”C62常磐・呉線仕様パーツセット”こそ購入しましたが、全体にはコストを切り詰めての工作となりました。

そして、旧製品を改造して完成した我が家のC62 3↓


出来上がった今だから話せるのですが・・・
C62 2・3号機を出すと言う話を聞かなければ、我が家のゴールデンコンビも永遠に復活しなかったのではないかと。



工作編

今回は足回りもちょっとだけリアルに作ってみようと思い、
プレート先輪の穴を穿ってみました。

0.4mmのピンバイスで地味な穴開け作業です。
動輪もシースルー化すべく、
2mm径のドリルで穴を開けてみました。

最初はピンバイス&手動で慎重に開けていたのですが、
埒が明かないので電動リューターを利用しました。
すると、↓目立ちにくいですが結構良い感じになりました。

この結果に気を良くして、
以前に作った2号機にも同様の工作を施しました。

2号機同様、ダイキャスト前面にをリューターで窪みを作って麦球を設置するヘッドライト点灯加工をしています。

ボディーやテンダーの工作について、基本は2号機とほぼ同様。一気に出来上がっていますが、毎度これが大変な工作です。

2号機の時と比べると、自作部品の数が増えました。水撒き管やドーム前手摺も真鍮線での自作です。
砂箱蓋やテンダーの重油タンクも2号機の自家複製品です。

この後、試運転をしてビックリなことがありました。単体で簡単なテストしている時には気付かなかったのですが、
分解組み立ての際にモーターの極性を逆に組んでしまったらしく、重連させたら綱引きをはじめました。
じりじり唸っているのに、ライトばかり光って前にも後ろにも進まないんですもの(笑)。



完成編


ハプニングも多々ありましたが、なんとか出来上がりました。

2号機の工作を手本に段取りを組んで楽をしたので、その分なるべく手をかけたつもりです。
気に入っている所もあるのですが、一方で「まだまだだなぁ」と自己嫌悪する所も多々あります。
特に、肉眼では気付かない粗に写真で気付いてしまったりします。
もう手直しの効かないところだと、写真を見る度にその場所にばかり視点が行ってしまいます。

出来の良い新製品が出るのに、何でこんな苦労しながら作っているのでしょうね。
自分でもよくわからないところですが、きっと愛だと思います(笑)。



ゴールデンコンビ編

以前に作成した2号機とのツーショット写真を撮ってみました。

”パッと見”同じですが、3号機のナンバーの高さは実車も2号機と比べて下寄りのようです。


キャブ屋根雨樋の取付位置も3号機の方が下寄りですが、こう見るとあまりわかりませんね。

重油タンクの位置や増炭板、吊金具の位置や形状が異なるようです。

ランボード側面に白線のない3号機は、無骨で働く機関車な感じですね。

ゴールデンコンビと言えば、やっぱり重連ですよね。KDカプラー同士で連結しています。

実際にレイアウトで重連で走らせてみると・・・ 
2号機の方が少し速くて、時々連結が外れて3号機が置いてけぼりになったりしています。
それでも、工作的には統一感のある重連となりました。

実際のニセコ編成にしたら、きっと走らせる場所にも苦労することでしょう。
しかし、その前に牽引する客車がないことが問題だったりします(笑)。



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