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SCSIスキャナーの導入

SCSIスキャナーにはご存知の通り、SCSIボードが必要です。
私の場合、幸い、CDやCD−Rの為にSCSIボードをとりつけていたため、心置きなくSCSIスキャナーを選択できました。

SCSIスキャナーの利点は、パラレルスキャナーに比べてスキャン速度が高速であることと、SCSI機器すべてに言えることですが、CPUへの付加が少なくて済むことです。

私のSCSIボードは前述の通りDC390Fで外部端子は68PinのUW−SCSIです。スキャナーはSCSI2対応なのですが、SCSIは上位互換があるので端子さえ合えば問題なく使えます。

しかし、SCSIのケーブルは押しなべて高額(¥5000前後)なので、手持ちの68Pin〜50Pinオスケーブルに50Pinオス〜50Pinアンフェノールのアタッチメント(¥2000前後)を装着して使うことにしました。

ところが、接続してもスキャナーを本体が認識しないのです。
SCSIナンバーの競合もありません。

いろいろな形でテストをした結果、どうやらケーブルが繋がっていない状態です。
手持ちの68Pin〜50Pinオスケーブルは、つい先日、外付けのMOを動かしたばかりなのでほぼ間違えなく正常です。
ということは、買ってきたばかりの50Pinオス〜50Pinアンフェノールのアタッチメントが不良なのか?
さまざまな憶測の中、新しい一本物のケーブル68Pin〜50Pinアンフェノールを購入することに決めました。
(手痛い出費です。)
結果、この新しいケーブルで難無くスキャナーを認識しました。


後日、再び、外付けのMOを先述のケーブルで動かしたので、買ってきたばかりの50Pinオス〜50Pinアンフェノールのアタッチメントが不良だと判明しました。(普通、こんな簡単な構造のアタッチメントが不良だとは思わないでしょう)

SCSI機器はかなり微妙な物だとつくづく感じました。(ケーブルの長さなども関係するらしい)


やっとのことで導入したスキャナーは、依然使っていたパラレルスキャナーとは比べ物にならないほど速かったです。
300dpiの画像を取り込むときのスピードなどは、自動車と飛行機くらいの差がありました。
やはり、技術の進歩は日進月歩だなと痛切に感じた次第です。


余談ですが…

これは余談ですが、SCSI機器は本体の電源を入れる前に電源をオンにするというのがもっぱらの通説です。
しかし、スキャナーなどは最初から使うことがわかっていることなどは少ないので、万が一急に使いたくなった時は、再起動しなくてはなりません。これは面倒ですし、非常にストレスがたまります。
そんな時は、再起動せずにSCSI機器を認識させる方法がありますので、参考にしてみてください。

まず、スキャナーの電源をオンにします。
次に、コントロールパネルのシステムを開き、デバイスマネージャーの中のSCSIコントローラーを選択し、更新ボタンを押します。
2・3秒後にはスキャナーを認識します。
これで再起動せずにスキャナーを使えます。
私が調べた限りでは、他にMOでもこの方法が使えますので、SCSI機器では結構役に立つと思います。