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デュアルCPUにしました。

今流行(?)のDual-CPUにチャレンジしてみました。

「なぜ、今の時期に?」
 早速ですが、デュアルCPUはWindowsNT系をOSとしていないと意味がありません。
 なぜならWindows95/98ではマルチプロセッサーをサポートしていないからです。
 (最初、私は知らなかった…)
 Win95/98でもBIOS上ではCPUを2つ認識するのですが、OSでは認識しないのです。
 というわけで、WindowsNTをインストールするべきなのですが、私的にいくつか問題があります。
 ドライバーの充実度や進化するゲーム環境への対応などで、Win98に1歩も2歩もリードされていますし、やはりなにより「敷居が高い」感じがします。
 そんな折にWindows2000が発売になりました。
 Windows2000はNT系のOSですが、操作感はWin98に極近い感じです。
 セキュリティー面がしっかりしていますが、個人で使う分にはそういった機能を利用しないので、違和感がないです。若干のソフトで動作に問題を起こりましたが、大まかに言ってなかなか良いOSであると言えそうです。
 少し話がそれましたが、そんなこんなで「デュアルCPUを使う環境が整ってきたかな?」と感じた次第です。


「何が必要なの?」
 デュアルCPUと言う位なので、当然同じくクロックで動作するCPUをもう1つ用意する必要があります。
 2000年3月4日、秋葉原にてCeleron400のバルク版を¥6970(税別)で購入。
 折りしもPlayStation2が発売される日とあって混乱するかと思いきや、意外と普通の土曜日の秋葉原でした。Celeron400ももう市場から消え始めましたね。
 また、OSにはWindows2000。これで準備は完了!


「装着する前に」
 デュアルにする前にちょっとクロックアップ耐性を試すことにしました。
 以前に装着されていたCeleron400(ボックス版)は標準の電圧とクーラーで552Mhz(92Mhzx6)で常用が可能でした。今回のCeleronはバルクなので、クーラーを¥980で別途購入。シリコングリスで密着させて装着。リテールクーラーよりも良く冷える…。
 さすがに常用は無理ですが、標準の電圧で600Mhz(100Mhzx6)でWindowsの起動に成功しました
 まったくCeleron300Aといい、Celeronはクロックアップ耐性が強い…。

 さて、お遊びが終わったところでデュアルにしますか。
 申し遅れましたが、私のM/BはABIT社製のBP6。公にはデュアルCPUを保証していませんが、テスト用としてCPUソケット(Socket370)が2つある…。本当にテスト用だったら、購入したユーザーは怒るよねぇ。

 装着してマシンを起動。
 BIOS画面でCPUが2つであることを確認。
 ハード的にはここまでなので、若干あっけない感じがしますね。


「Windows2000導入!」
 さぁ、Windows2000の導入です。Windows2000の導入はきわめて簡単!
 ブ−トCDに対応しているならば、CDドライブにOSのCDをセットして電源を入れるだけ。あとはWin98よろしく対話形式でインストールが進みます。
 でも、Win98よりもインストール時間は短いし、煩わしくないです。
 因みに私の場合はクリーンインストールですが、デュアルCPUの為だけならば、上書きインストールでも構わないです。
 インストールが終わり、再起動すると、ビデオボードのドライバーが組み込まれていないので、640x480(256色)の画面で登場。早速、ダウンロードしておいたWin2000用のドライバーで更新。若干の手間を経て快適な環境になります。
 ビデオボードの他に手動で更新したのは、ISAのLANボードとATA66のドライバー位でした。


「で、どうなの?」
 結論から言って、デュアルCPUをサポートしたソフト以外での高速化は起こりませんでした。
 その代わり、ベンチマークテストは凄かった…。CPU2個分だから。
 実際使ってみて驚いたのは、
 ・バックグラウンドで“TowerU”を起動させつつ、Windows2000標準のゲーム、“Pinball”が引きずられること無く動作したこと。
 ・MP3のエンコードが速くなったこと。
かなぁ。
 “Shade”のレンダリングがもう少し速くなるかと思って期待していたのですが…。

「マルチタスク環境にお薦めします。」
 正直言って、シングルタスクではデュアルCPUの恩恵は受け難いです。
 では、何が得意なのか? ずばりマルチタスクです。
 MP3をエンコードしつつ他の作業を行ったり、DVD再生やCD−Rを安定して焼くなどの作業に向いているようです。(DVDはまだ持っていないが…)
 「〜をさせつつ〜もやる」といった“ながら族”(死語?)にお薦めです!