結論を最初に言いますと、現在、私のマシンは374MHzで安定起動しています。
374MHzというのは、4.5(Celeronの固定倍率) X 83MHz(外部クロック)の積です。
実は、ツインファンのCPUクーラーを購入する前に、450MHzを目指してチューンアップしていた時のことです。
私のマザーボードBH6はBIOSから電圧設定やクロック数を設定できるのですが、電圧アップでCeleronを茹でてしまったことがあったのです。
それ以来(?)、私のCeleronは根性なしになってしまったようです。
クロックアップの過程を以下に…
★BIOSの設定について
項目 |
初期値 |
|
|
備考 |
|
300(66) |
⇒ |
User Define |
|
Turbo Frequency |
Disabled |
or |
Enabled |
Enabledにすると、103MHz設定。 |
External Clock |
66MHz |
⇒ |
66MHz〜133MHz |
私は66MHz〜100MHzの間で変更。 |
Multiplier Factor |
x4.5 |
|
変更不要 |
Celeron300AはX4.5で固定。 |
SEL100/66#Signal |
Low |
or |
High |
Low か High に設定できる。 |
AGP/CPU |
2/3 |
or |
1/1 |
2/3 か 1/1 に設定できる。 |
Speed Error Hold |
Disabled |
⇒ |
Enabled |
変更しないと、CPU認識ではねられる。 |
|
|
|
|
|
電圧設定 |
2.00V |
|
|
2.30Vまで変更可能。 |
BIOSの設定は細心の注意が必要です。
わからないときは変更しない方が良いです。
★周波数の変更と動作について
4.5 |
X |
66MHz |
≒ |
300MHz |
・・・・・・ |
通常クロックで異常なし。初期不良ではなかった。 |
4.5 |
X |
75MHz |
≒ |
338MHz |
・・・・・・ |
起動。安定動作。 |
4.5 |
X |
83MHz |
≒ |
374MHz |
・・・・・・ |
起動。安定動作。 |
4.5 |
X |
100MHz |
≒ |
450MHz |
・・・・・・ |
SCSIチェックまで。起動せず。 |
4.5 |
X |
103MHz |
≒ |
463MHz |
・・・・・・ |
HDD認識まで。起動せず。 |
SEL100/66 |
電圧(V) |
結果 |
LOW |
2.00 |
HDD認識まで |
HIGH |
2.00 |
HDD認識まで |
LOW |
2.05 |
SCSIチェックまで |
HIGH |
2.05 |
HDD認識まで |
LOW |
2.10 |
SCSIチェックまで |
LOW |
2.20 |
SCSIチェック終了まで |
LOW |
2.30 |
Win98起動画面でフリーズ |
HIGH |
2.30 |
SCSIチェックまで |
★クロックアップの効果について
動作周波数 |
浮動小数点 |
アップ率(300MHz比) |
整数演算 |
アップ率(300MHz比) |
CPU温度 |
300MHz |
19955 |
- |
18886 |
- |
28℃ |
338MHz |
26768 |
134.14% |
21673 |
114.76% |
28℃ |
374MHz |
30321 |
151.94% |
24080 |
127.50% |
28℃ |
※このページは私の経験を紹介するもので、改造を奨めるものではありません。 |