「ホワイトベースが・・・ホワイトベースが沈む・・・!」
強襲揚陸艦ホワイトベースが最期の時を迎えようとしていた。傷ついた巨体をア・バオアクー要塞の港口のひとつに横たえていたホワイトベース。間一髪で退艦したメンバーらは脱出ランチから沈み行く艦影を眺めていた。連邦軍の最新鋭艦として建造され、数々の戦功と伝説を残した武勲艦は激しい爆発の中にあった。
「アムロが呼んでくれくれなければ、我々は、あの炎の中で焼かれていた。」
「じゃあ・・・このランチにアムロはいないの? ブライト!」
「いない。セイラやミライの方が聞こえるんじゃないのか? ジオンの忘れ形見のセイラのほうが・・・」