1999.04.21 No.2
清原 黒い交際で脅されていた
巨人の清原和博内野手(31)が暴力団関係者との交際を理由に金銭をゆすられていたことが20日、明らかになった。広島―巨人戦(広島)終了後、田中泉広報部長が明らかにした。説明によればFAで巨人と契約を結んだ直後の1996年(平成8年)12月、関西のゴルフ場で暴力団に関係する人物と一緒にプレー。関西地区の飲食店で客同士で知り合ったその人物と、一緒に写真を撮ったという。今年3月5日、2人組の男が川崎市のジャイアンツ球場で練習中の清原をたずね、その写真を見せて金銭で解決する方法をほのめかした。清原は球団に報告し暴力団関係者と知ったうえで、1回きりの付き合いだったことを認めた。球団は軽率な行為とし、3月13日付で山室代表が清原に厳重注意を行い、本人から反省と2度と同じ過ちを犯さない旨の誓約書を取った。同日、セ・リーグ連盟にも報告を済ませた。しかし、その後も清原本人と球団側に2人組の男が金銭を要求してきたため、球団は今月中旬に警視庁へ相談。善処を依頼した。清原への事情聴取については「コメントを控えさせていただきたい」と田中広報部長。刑事事件に発展するかどうかは、警視庁の対応次第という。同 広報部長を通じて清原は「軽率な行為で反省しています」とコメントした。